ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

トラブルを避けるとはいえ逃げすぎるマネジメントではスコアをまとめられない?

ゴルフはただ単にボールを打つ!というスポーツではありません。
自然の中でのスポーツですから風を読んだり芝の状況を見極めたり、コースの攻略を考えてラウンドしなければスコアを出す事が出来ないのです。

私はスコアを作るのにはボールを打つ技術も当然必要ですが特にコースの攻略、いわゆるコースマネジメントがもっとも重要だと思っています。

皆さんも経験があると思いますが、同程度の技量でもスコアの良い人とそうでない人がいると感じた事があるでしょう。

コースマネジメントは技量によって戦略が違って当然なのですが、そのコースマネジメントについて、つい最近ちょっと感じたことがあったのです。

友人とのラウンド

私の友人とラウンドした時の話です。
彼の技量は平均すると100前後ぐらいのスコアですが、ゴルフがとても好きで月に何度かラウンドしています。
ラウンド数で言えば”ベテランゴルファー”と言っていいでしょう。

スタイルとしては「何が何でもスコアを出す!」というより「ゴルフを楽しむ事が優先」というタイプですが、「できれば毎回100は切りたいな」という感じです。

それぞれのマネジメント

それは1番ホールが終わって2番ホールでの事。
このコースは軽い右ドッグレッグで右がOBで左は広いのですがかなりの急斜面になっています。

私は右がOBですから定石ではフェアウェイ左サイド狙いだと思いましたが、たとえちょっと右に出たとしても私の飛距離ならOBゾーンは超えられると考えフェアウェイセンター狙いでアドレスを取ってショットを打ったのです。
するとボールはフェアウェイ左サイドに着弾。ちょっと右のOBが気になっていたのでしょうかね?、ちょっと引っ張ってしまいましたがフェアウェイはキープできました。

さて友人の番です。
彼のアドレスを見てみると、やはり右のOBが怖いのか?かなり左を向いています。
「持ち球もスライスだしOBがやっぱりイヤなのかな?でもあまりに左に向きすぎな気が・・・」と思っていましたが、打ってみると私と一緒でやっぱり右のOBが気になったのでしょうか?引っ張ってしまいボールは向いている方向よりさらに左の斜面に行ってしまいました。

友人のセカンドショットは急なつま先下がり。
右に出やすいライからスライサーの友人の放ったショットは私のイヤな予感通り、右のOBへと吸い込まれていったのです・・・。
結果はスコアは「8」、正直に言うとよく”8”でおさまったな、という感じでした。

確かに一理あるのだけれど・・・。

昼休憩の時に少し話をしたのですが、友人は「100を切るにはOBさえ打たなければっ」と思っていたようです。
それはそれで間違いではなかったと思います。それが良い結果に繋がる場合もあるのですから。

しかし、これは結果論なので何とも言えませんが、私は「中途半端なマネジメントや逃げすぎるマネジメントは逆にスコアを崩す原因になるのではないか?」と感じたのです。

今回の場合、右がOBで左も斜面という状況なのでティーショットはドライバーではなくスプーンやユーティリティ、もしくはアイアンでティーショットをするのが良かったのかもしれませんし、もしくは左に逃げすぎずにフェアウェイ左サイドぐらいを目標にするのが良かったのかもしれません。

これはボールを打つ前の判断なので、はっきり言って「結果さえよければそのマネジメントが正しかった」という事になるのかもしれませんが、「逃げすぎるマネジメント」やその逆に「無謀すぎるマネジメント」ではスコアはまとめる事が出来ないのではないかな?と思った出来事でした。

リスクは避けるべきですが、そのリスクから逃げすぎるのもスコアを崩す要因になりかねない。「じゃあどうすればいいの?」という話なんですが、これにはたぶん明確な答えはないような気がします。
自分で決めたマネジメントに対して迷わずボールを打つ事に集中するのが我々アマチュアにとっては一番必要なのかもしれませんね。

 

 

まとめ

前にちょっとマネジメントについて書いた記事があるのでよかったら参考にしてみてください。

penguin-golf.com

コースマネジメントは技量によって差があって当然です。
ゴルフはその日の調子などにも左右されるので絶対的なコースマネジメントというのは存在しないのでは?と思います。

ラウンドの経験を活かし、自分だけのコースマネジメントと確立していく事が上達へとつながり、ゴルフのもっとも面白い部分なのではないでしょうか。