ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

3番ウッド スプーンについて

スプーンは難しい!

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ゴルフクラブ14本までバッグに入れておくことが出来ます。

私はその14本の中で一番難しいのがこのスプーン(3番ウッド)だと思っています。

ドライバーは一番長いクラブですが、ティーアップして打つ事を前提にしています。
ですがスプーンは2番目に長いクラブにも関わらず、地面から打たなければなりません。

中にはスプーンを入れてはいるけど難しいから使わない!という人もいます。
実際にキャディをしている時も上手く打てるお客様はあまり記憶にありません。

難しいクラブですが、ロングホールのセカンドショットや短いホールやドッグレッグのティーショットに使用できれば大きな武器になります。

ここではスプーンの打ち方というよりは、選び方を考えていこうと思います。

飛ぶスプーンはいいのか?

最近は飛距離の出るスプーンが多く発売されています。
いろいろな方のレビューを見るとティーアップして使うとドライバー並みに飛ぶ」とか「ここ一発の飛距離がすごい!」などよく見られます。

飛距離は誰にとっても魅力的で「このクラブは飛ぶ!」と言われれば使ってみたい、と思うのは当然です。

しかしこれらのクラブはどれも「上手く打てれば!」の話なのです。

一概には言えませんが飛ぶスプーンは難しい傾向があります。
「ロースピンで飛ばす!」というのは皆さんも一度は見た事があるのではないかと思いますが、スピン量が少なければ当然ボールが上がりにくくなります。

ヘッドスピードの速い方であればロースピンのクラブでも何とかボールが上がると思いますがスピン量の多いクラブよりはやはり難しいのは間違いないのです。

実は私も「ロースピン」のスプーンを使っています。
飛距離については文句のつけようのないくらい飛びます。
ただロースピンなのでボールが上がりにくく、少し曲がりやすく感じます。
そのため、狭いホールでのティーショットに使いたいのですが、ドライバーと比べてもショットの確率がそんなに変わらないような感じなのです。

 

どんなクラブが良いのか?

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ではどんなクラブが良いのか?

それは「ボールの上がりやすいクラブ」という事に付きます。
ボールが上がるという事は「スピン量が多い」という事です。
最大飛距離はロースピンのクラブには敵わないかもしれませんが、ミスヒットに強くボールが上がりやすいクラブならば、大きなミスを避けられる確率は大きくなります。

どうしてもスプーンが苦手な方は、スプーンではなく「4番ウッド(バフィー)」「5番ウッド(クリーク)」などでもいいと思います。

少し極端な話ですが、私の友人はスプーンを入れずに「7番ウッド」を入れています。
「7番ウッドで200ヤードくらい飛ぶので充分だ!」と言うのです。
こう言っては何ですが、マチュアの方でロングホールを2オン出来る確率は少ないと思います。
それならば、レイアップ(刻む事)する為に確率の高いクラブを使った方がスコアをまとめられると思います。

まとめ

実際のラウンドではスプーンの出番はそんなに多くはないと思います。無理にスプーンを使わなくても良いスコアでラウンドする事は出来ます。

しかしスプーンを上手く使えるようになれば、狭いコースでのティーショットなどに使えコースマネジメントに役に立つのも事実です。

初めのうちは、5番ウッドなどで練習して打てるようになったらステップアップしていくのが良いと思います。
ロフトの差はありますが、同じフェアウェイウッドです。
コツを掴みさえすれば以前よりはスプーンも優しく感じるのではないでしょうか。

クラブを選ぶのはすごく難しいです。
「直進性が高い」「ボールが上がる」など言われているクラブでも、実際に打ってみない事には自分に合うかどうかは分からない所があります。

最近は試打できるショップも多くありますし、アドバイスを受ける事も出来るので一度試してみるといいと思います。