アドレスの重要性
アドレスが重要だ!と今頃言われても、皆さんも当たり前だと思われる事でしょう。
しかし自分のアドレスを鏡などでしっかりチェックした事がある人は少ないのではないかと思います。
私もその中のひとりです(笑)
鏡などで自分のアドレスをチェックすると「自分はこんなアドレスしてんの?」と自分の理想と現実に、これ程差があると思うのではないでしょうか?
実際、練習場などで他の人のアドレスを見て「この人なんかちょっと違う感じがするなぁ!」と思う人っていらっしゃいませんか?
調子が悪い!
最近少し調子があまり良くありません。
テークバックがしっくりこずに、少し外に上がるのです。
症状としては引っ掛けフックが出るのです。フェードが持ち球なので少しでもフック系のボールが出ると気持ちが悪いのです。
多分ですが少し外からフェースが被りながら入ってくるのではないかという感じがしますがどうなのでしょうか。
調子が悪い時は「まずグリップから」というのが私の中の基本です。
しかし、グリップは問題なさそうでした。その他にもボールの位置やスタンスの幅、アドレスの前傾が深くなってないかなど、アドレスをチェックしながら練習したのですが一向に良くなりませんでした。
そんな状況が何ヵ月か続きました。
しかし、簡単な事であっさり直る時がくるのです。
ちょっとした違和感?
ある日、自分でグリップ交換をしていた時、何気なく部屋の鏡の前でアドレスを取ってみたのです。
その時そのアドレスを見て「ちょっとした違和感」に気付いたのです。
私はアドレスで「左腕とクラブが真っすぐになるように」するのですが、チョットだけ「ハンドレイト」(ハンドファーストの逆さの状態)になっているのです。
多分これは自分自身にしか分からないぐらいの差でしかないのだと思います。
ただその部分を修正してアドレスを取りなおしてみると、ちょっとした違いなのですが全く違う感覚になったのです。
チョットした事なのですが・・・
後日、その感覚を忘れないように練習場に向かいました。
ウェッジから打ってみるとテークバックがすんなり上がり切り返しのタイミングも良くとにかく振りやすい、という感覚でした。
その後、ミドルアイアン、フェアウェイウッド、ドライバーと打ってみましたが、どのクラブも調子が良く、球筋も真っすぐからフェードに戻りあっさり調子を取り戻す事が出来たのです。
嬉しい事は嬉しいのですが、そんな事に気が付かずに何ヵ月も迷っていたなんて自分の不甲斐なさに何とも情けない気持ちになりました。
まとめ
ちょっとした事でスイングが良くなったり調子を取り戻す事があります。
しかし逆に言えばちょっとした事でスイングを壊し、調子を落とす事もあるという事です。
プロゴルファーの中には、調子が良かった時のアドレスの足の幅、ボールへの距離などをメジャーで計って置く方もいると聞いた事があります。
それだけアドレスは重要であると同時にすごく繊細なのだと再認識する事が出来ました。
一般のゴルファーの方は「アドレスは重要」と頭ではわかっていると思いますが、実際にその事を実感する事は少ないのではないかと思います。
こう言っては何ですが、アドレスはどうすれば正解なのかさえも分からない所もあります。プロの間でも意見が一致しているわけでもありません!
自分の調子の良かった時のアドレスを鏡などで確認して覚えておくことが、スランプにから脱出する近道になるのではないないでしょうか。
本当にちょっとした事なのですが、そこが難しい所であり面白い所でもあります。