難しいブランド名
初めに言っておきますが、何の役にも立ちませんが良かったらどうぞ！
ゴルフメーカーから発売されているクラブやボールにはいろいろなブランド名が付けられています。
カッコいい名前のものや、イマイチ意味の分からないものなど様々です。
例えば、ブリヂストンなら「ツアーB」「ツアーステージ」、テーラーメイドなら「SIMシリーズ」「グローレ」などです。
ゴルフをする人の中でも、色々な雑誌を見たり、道具に凝っていたりする人はブランドについても詳しいかと思いますが、自分の使っている道具は知っているけどその他は・・？という方もいらっしゃいます。
ほとんどがアルファベット表記なので分かりづらいブランド名も多くありますし、クラブを買い替えようと思って調べたりしなければあまり触れる機会もないのかもしれません。
その分かりづらいアルファベット表記のせいでキャディ中にこんな事が起きてしますのです！
ボールは何ですか⁉
当たり前の事なのですがキャディをしていると、お客様がミスショットをして隣のホールや林に打ち込んでしまう事があります。
当然キャディはお客様のボールを探しに行かなければなりません。
ボールを見失ってしまうとスロープレーにも繋がるのでボールの行方をしっかりと見ています。
お客様も自分のボールですから一緒に探しに行くのですがこの時、大体のお客様はかなり見当違いの所を探してしまします。
キャディには経験があるので「あの辺に飛んでいけばこの辺にあるだろう！」と、お客様より先にボールを見つける事が多いのです。
その見つけたボールが本当に自分のお客様のボールか確認しなければなりません。
もしかすると、それがロストボールだったとしたら誤球になってしまいますし、何より隣のホールをプレーしている方のボールだとしたら相手の方に申し訳が立ちません。
そこで「ボールは何でしたっけ？」と確認するのですが、その時！事件は起こるのです！！
お客様が「レイグランドの5番だったかな？」と答えたのです。
このボールは糸巻からツーピースへと歴史を変えたボールで当時人気のボールでした
しかし、実際のボールの正確な名前は「レイグランデ」だったりします。
今思えば別に大した話ではないとは思うのですが当時は「お客様に失礼があってはいけない」と過度に思っていたので「えっと‥レイグランドの５番ですぅ～」とお客様に合わせて答えていました。
この他にも「アルタス」を「アトラス」、「ハイブリッド」を「ハイバード」など絶妙に微妙な間違いが多くありました。
私はそのたびに、正しく言った方がいいのか？それともお客様に恥をかかせないように合わせた方が良いのか苦悩する日々が続きました(笑)
あるあるなのか？
仲間の研修生にその話をすると「そんなのいくらでもあるよぉ！！」との事。
やっぱり良くある事なんだ！とその時初めて分かり少し安心しました。
その中の一人が「俺なんかこの前、ピナクル（Pinnacle)をパイナップルって言ってるお客さんに当たったよ～！」と言っていました。
しかし、その話を聞いて私はなぜだか「こいつ、盛りやがったな！」と心の中で思ってしまいました！
私は正確なブランド名を教えてあげた方が良いのか迷っていたのですが、その後、私は何の迷いもなくお客様に合わせて間違ったブランド名を言えるようになりました。こうやって少しづつ大人になっていくのですね！
どうでもよい話ですがお付き合いありがとうございます。
