ゴルフの王道から少しそれた話

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ゴルフを一から見直そう!【ゴルフの基礎⑤”アドレス編”「姿勢」】

自分のゴルフを見直そうといろいろ調べてきましたが、まさかアドレスについてだけでこんなにチェックポイントがあるとは思っていませんでした。

改めて自分のゴルフを見直してみるとスタンスの幅やつま先の向きなど細かい部分を少しおろそかにしていたように思います。

さて、やっとここでゴルフの基本ともいえる「アドレス時の姿勢」についていろいろ勉強していきたいと思います。

今回は”腕の構え方や位置”については少し置いといて、「体の姿勢」についていろいろ調べて見ます。

前傾の方法とバランス

前傾姿勢についてレッスン書やネット、動画などいろいろな媒体で調べて見ましたが、ほぼ同じ意見で一致していました。
それがコチラ!

①”股関節”から上半身を前傾させる

②その時、背中から後頭部までまっすぐ(フラット)に構える

③猫背や反り腰にならないようにする

ほとんどの意見がこの三つに集約されていたので、これが基本と言って間違いないでしょう。
少し細かく説明していきましょう!

①”股関節”から上半身を前傾させる

自然に立った状態から骨盤から上の上半身を真っすぐにキープしたまま股関節から前傾します。
”上半身を前傾する”というと腰から曲げると思う人もいると思いますが、ゴルフの場合は股関節(足の付け根)から前傾させます。

②背中から後頭部までまっすぐ(フラット)に構える

股関節から前傾すると自然と背中まではまっすぐ構えられるイメージが持てると思いますが、頭(後頭部)まで意識して構えるようにします。
これが意外と難しく、ボールをしっかり見ようとすると首が下がり、猫背っぽくなってしまうので注意が必要です。
コツとしては首を曲げず”やや下目使い”でボールを見るようにすると良いでしょう。
調べて見るとそういう意見が多数ありました。

③猫背や反り腰にならないようにする

背中から後頭部までまっすぐに構える、と言っても実際には背骨は緩やかなS字を描いていますし筋肉も付いているので完全にまっすぐにする必要はありません。
あくまでも直立して立っている時の状態をキープ出来ている事が重要です。
無理にまっすぐにしようとして猫背や反り腰にならないように気を付けましょう。

私自身のアドレスを見直してみると、ボールをしっかり見ようとしすぎなのか、プロの人達と見比べるとかなり首が下がっており、猫背っぽい印象があります。
「やや下目使いで見る」というのを試してみましたが、違和感はあるもののなかなか的を射た意見のような気がします。

 

 

前傾のバランス

「体重の掛け方」を説明した時に「足裏全体」でバランスを取るという事を推奨していますので、前傾した事によって極端な”つま先体重やかかと体重”になっては元も子も有りません。

penguin-golf.com

「前傾は股関節から」というのは分かって頂けたと思いますが、前傾をした時のバランスはどうしたらいいのでしょうか?

ドライバーもアイアンも同じ

良く言われているのが「母指球と肩のラインが一直線上になるように構えるとバランスの良いアドレスになる」という方法です。
これはひとつの基準として良い方法だと思います。
ただPGAのプロの動画などを見ていると、かなり肩が前に出ているプロもいるので絶対という事ではありません。
あくまでも”基本”であってすべての人に合うというわけではないですが、かなりバランスの良いアドレスを取れる方法というのは間違いありません。

さて、このようなアドレスを取るには、股関節から前傾を取る際に、体を前に倒すのではなく尾てい骨を少し引くようにするとバランスよくアドレスが取れるので試してみて下さい。

膝の曲げる角度とバランス

次に膝の角度について調べて見ました。よく”軽く膝を曲げる”という説明がされている事が多いのですが、この”軽く”というのは抽象的すぎて、実際にはどのくらい膝を曲げて良いのか分からないという人も多くいるのではないでしょうか?

人によって体格差もありますから、「このくらいの角度が良い」という絶対的なものはないのかもしれませんが、どうなのでしょう?

膝を曲げすぎるとどうなのか?

いろいろ調べて見ると、一般的に膝を曲げすぎると”アドレスは安定するが動きにくく(特に上半身)、前傾が取りづらい”逆に膝が伸びていると”下半身が使いにくい”という問題があるようです。

実際に膝を大きく曲げてアドレスをとってみると、確かに違和感がありバックスイングがやりにくいと感じました。しかしそれより一番に感じた事は”ハンドダウンになりすぎてフェースが左に向き引っ掛けしか出なさそうなアドレスになってしまうという事です。

クラブのライ角通りに構えられていない場合は、膝の曲げる角度が合っていないと判断しても良いかもしれません。

膝の角度の正解は?

絶対的な正解は?と聞かれると少し困ってしまいますが、私は「アドレスを取ってからクラブを持つのではなく、ライ角通りにセットしたクラブに対してアドレスを取る」というのが正解だと思っています。その時にクラブの長さとライ角に合わせる為に膝を曲げてグリップの位置を合わせバランスを取るようにするのです。

つまり膝をどのくらい曲げるか?という事が目的ではなく、「ライ角通りに構えたクラブに対し、グリップの位置を合わせ、バランスを取るため結果的に膝が曲がる」というのが正解なのでは?と思います。

ドライバーもウェッジも膝の角度は同じくらい

人によって違いがあって当然なのですが、具体的にどのくらいか敢えて言うならば、研修生の時に、「曲げた膝が足の指の付け根と一直線になるぐらい」と言っていた覚えがあります。

確かに写真を見ると私もちょうどそれくらい膝を曲げてアドレスをとっていますが、これはたぶん身長によっても少し変わるんじゃないかと思います。
私は身長167cmと小柄なので、背の高い人に比べると前傾が浅いため膝を曲げる角度が少な目だと思うのす。
この「曲げた膝が足の指の付け根と一直線になるぐらい」というのは、アドレスに迷ってしまった時にはひとつの良い基準のなると思います。

 

 

まとめ

レッスン書などを見てもやはり「軽く膝を曲げる」など抽象的な書き方が多かったです。
これは人によって身長や足の長さが違うので、具体的に「ひざの曲げる角度は〇〇度が良い」などきっちりとした数字を示す事が出来ないのは仕方がない事です。
個人的には膝は伸びているより曲がりすぎている方が良くないと思っています。
膝を曲げすぎていると、スイング中に逆に伸び上がってしまうミスも出やすいように思います。

前傾についてですが、クラブの長さによって前傾角度に違いが出ます。
これは次回に「アドレス時の腕の位置」などを解説する時に詳しく調べて見たいと思います。

あと最後に「ひざの角度」についてちょっと気になった意見として「重心の位置によって違いがあり、つま先重心の人は軽く膝を曲げて、かかと重心の人は深く曲げると良い」というものがありました。
それで合う人もいると思うので、それはそれで良いと思いますが、私個人としては、そもそも”つま先重心やかかと重心は良くないのでは?”と思ってしまいました。