ゴルフの王道から少しそれた話

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ゴルフを一から見直そう!【ゴルフの基礎②”スタンス編”「つま先とスタンスの向きについて」】

基本のスタンスとは?

未だにグリップがしっくり来ていませんが、「これはグリップだけ変えてもダメなのだ」と言い訳をしつつ次のステップに進みたいと思います。

今回はスタンスについて勉強してみたいと思います。

「基本となるスタンス」とはいったいどういう事なのか?それとも基本というものはなくその人にあったスタンスを見つけることが重要なのでしょうか?
今回はアドレス時の「つま先の向き」「スタンスの向きオープンとクローズ」について調べて見ます。
それでは早速行ってみましょう!

 

 

つま先の向き

まずは”足の向き(つま先の向き)”についていろいろ調べて見ました。
すると大体この3つに集約されます

①「両足のつま先を20度~30度ほど開いて構える」

②「両足を90度(飛球線に対して)に構える」

③「右足は90度、左足は少し開いて構える」

詳しく解説していきましょう。

左から①、②、③

①両足のつま先を20度~30度ほど開いて構える
多くのプロがこのスタンスを推奨していて、私もこのスタンスが「基本中の基本」という認識があります。
もっとも自然体で立つ事が出来るためバランスの良いスタンスといえるでしょう。

②両足を90度に構える
このスタンスはツアーでの優勝経験もあるプロがおススメしていました。
私がこのスタンスでボールを打った感じとしては「スイング中に左右の足の内側に重心を置く事が出来て、スイングがブレにくい」という印象です。
ただそれと同時に「スイングがコンパクトになりすぎるかな?」という感じもありました。

③右足は90度、左足は少し開いて構える
私は研修生時代にプロに教わってからずっとこのスタンスです。
調べてみると往年の名プレーヤー”ベン・ホーガン”が推奨していたスタンスで「ホーガンスタンス」とも呼ばれているようです。さっき知りました。
右足が90度なのでバックスイングでしっかり体重を受け止められ、左足が少し開いているので体がフィニッシュに向けて振り切りやすいというのが特徴です。

 

 

右足・左足別のつま先の向きが与える影響は?

左右のつま先の向きについて一般的に言われている特徴を調べて見ました。

右足が与える影響は?右足のつま先の向きは、主に”バックスイング”に影響を与えるようです。
つま先を閉じるようにすると、オーバースイングを押さえる効果があり、コンパクトなスイングになります。
その反面体が硬い人などは体の捻転が少なくなり飛距離に影響が出てしまいます。
つま先を開くようにすれば、スムーズにバックスイングが上がりやすくなりスイングもインサイドから振りやすくなります。

 

個人的な意見としては、右足を閉じてアドレスを取ると体重をしっかり受け止めることができ、体の捻転をしっかり感じれるのが良いポイントです。
ただ、バックスイングがやや外に上がりやすく感じます。ダウンスイングの軌道もカット軌道になりやすく、スライスに悩んでいる人にはおススメしません。
つま先を少し開いた場合の方が圧倒的にバックスイングはスムーズ(自然に)でダウンスイングの軌道もインサイドから振りやすく感じます。
あと閉じた場合、スイングがコンパクトになるのは間違いありませんが、”コンパクトになるから方向性が良くなる”という意見もありましたが、私個人の意見としては「それはどうかな?」と思います。

 

左足が与える影響は?左足のつま先の向きは主に”フォロースルー”に影響を与えます。
左足のつま先を開いてアドレスをとると、フォローを出しやすく振り切りやすくなる特徴がある半面、左にも振りやすくなるのでカット軌道にもなりやすいです。
閉じればこれとは逆にフォローはコンパクトになり軌道もインサイドから入りやすくなります。
それとフィニッシュで体重をしっかり受け止める事ができ体が流れず、いわゆる”左の壁”を感じやすくなります。

 

個人的の意見としては、左足を閉じているとフォロースルーが出しづらく振り切れません。体の硬い人には合わないと思います。
開いていたほうがフォロースルーはスムーズになるとは思いますが、スライスに悩んでいる人などは少し閉じたスタンスを試してみても良いかもしれません。

ちょっと余談になりますが研修生当時、私の先輩は「練習場のマットは滑りやすいので、いつもより少しだけつま先を閉じて練習している」と言っていました。
一理あるかな?と思いましたが、ラウンド時のアドレスと少しでも違うアドレスで練習するのはどうなのかなぁ?とも同時に思いました。
今でもどうなんだろう?と思いますが、左足がヒールアップする方は滑りやすいので試してみても良いかもなぁ?と思います。

スタンスの向き クローズとオープン
オープンスタンスとクローズドスタンス

今度はスタンス全体の向き、オープンスタンスとクローズドスタンスについて調べて見ました。
まず始めに誤解している人がいると思いますので簡単に説明しますと、オープンスタンスにしろクローズドスタンスにしろ、「足の位置が目標に対して閉じているか開いているか」という事なので「肩や腰のラインはあくまでも目標に対してスクエア」でアドレスをとります。
スタンスや肩と腰のライン全体が開いているのは、単に「左を向いている」という事になります。

ではそれぞれのスタンスの特徴を調べて見ました。
その前に言っておきますが、一番多かった意見は当然ですが「スクエアスタンス」でした。
肩や腰、スタンスのすべてを目標に対して平行に構えるのでもっとも自然でスタンダードなのは間違いありません。

それなのでここではクローズとオープンにした時の特徴をお話していきます。

クローズドスタンスの特徴は?バックスイング、ダウンスイングともに右に体をひねりやすい為インサイドから入りやすくなり、ボールが捕まりやすくフックボールが出やすい特徴があります。
フィニッシュで左足に体重が乗せやすいので左の壁を作りやすいというメリットもあります。ただ若干振り抜きづらさを感じる人もいるかもしれません。

 

オープンスタンスの特徴は? クローズとは逆に体が開きやすくスライスしやすい傾向があります。
その反面、振り切りやすいのでスイングが詰まってしまうライプの人には合っているかもしれません。
その他には左足を引いている分、ターゲット方向を見やすいのも良いポイントです。

 

調べて見て思った事は「クローズはフックしやすく、オープンはスライスしやすい」という皆さんも知っているような事が多く、何か目新しいものはありませんでした。

それと「アプローチではオープン」とか「つま先下がりはオープン」「つま先上がりはクローズ」というシチュエーションでスタンスを変える、というものが多くありました。

基本はスクエアだと思いますが、著名なコーチであるレッドベターは”ややクローズ”が良いと言っています。

 

 

結局どういうスタンスが良いのか?

特徴をいろいろ説明してきましたが、あくまでも”その傾向がある”という事なので絶対ではありません。”オープンスタンス”でも必ずスライスしやすいわけではなく、オープンに構えたせいでトップが浅くなりフェースが被ってフックしてしまう人もいるのでその点は注意してください。

結局のところ、自分の球筋や現在のスイングの状況を踏まえ、いろいろ試してみるしかないのだと思います。
その指針として、つま先の向き「両足を開く」「右90度、左は少し開く」「両足90度」の3つと「クローズ」「スクエア」「オープン」の3つを組み合わせて自分に合う方法見つけるしかないと思います。

プロゴルファーはどういうスタンスをしているのか?動画やネット上の写真をいろいろ見てみましたが画像では撮影された角度などの関係からはっきり確認できませんでした。
ただ傾向としては”オープンスタンス”にはしておらず”スクエアからややクローズ”ぐらい、つま先は”多少開いているかな?”ぐらいのプロが多かったように見えました。

大変申し訳ないのですが・・・。

スタンスについては他に、「スタンス幅」「体重の掛け方」「ボールの位置」を話したかったのですが、まさか「つま先の向き」と「スタンスの向き」だけでこんなに長くなると思っていなかったので次回に持ち越しさせてください!