”練習場ではフルショット?コースでは7~8割?”
私はゴルフ場に勤務しているので、業務としてコースを巡回する事があります。
その際にお客様のラウンド状況を確認すると同時にプレーをしているところを必然的に見る事になるのですが、いつも気になっていた事があるのです。
それはスイングのバランスが悪い人が多いという事です。
フィニッシュを取るどころかよろけてしまう人も結構多いのです。
ゴルフはボールを打って飛ばすスポーツですから、出来る限り遠くへ飛ばすため力いっぱい振りたくなる気持ちは分かるのですが、バランスを崩すほど振ってしまうとミスが多くなってしまいます。
私は多少飛距離を落ちたとしてもバランスを崩さない事の方が大事だと思っていますが、どのくらいに強さでスイングするのが良いのでしょう?
また、上級者の人はどのくらいの強さで振っているのでしょう?
プロは何割ぐらいの力で打っているのか?
プロのスイングを見ていると、フィニッシュまでバランスを崩さずしっかり振り切っているのですが、一体どのくらいの力加減でスイングしていると思いますか?
調べてみると「6~7割」、「7~8割」でスイングをしている、というプロが多いようで、中には「5割程度」というプロもいらっしゃいました。
その他にもいろいろ調べて見ましたが、「スコアメイクするには8割スイング」「100切りは6割ショットで」など少し抑えた力でスイングする、という意見が多くフルスイングするほうが良い!という意見もあるにはあるのですが非常に少数でした。
フルスイングしないと飛距離は落ちる?
とは言ってもフルスイングしないと飛距離は落ちちゃうでしょ?という人もいらっしゃると思います。
よく「軽く振っても飛距離はそんなに変わらない!」という話を聞いた事があると思います。
たしかに軽く振ったとしてもそんなに飛距離が落ちるわけではありませんが、私の経験上「フルスイングした方が飛ぶ」のは間違いないです。
力一杯振るんですからそりゃ飛びますよね!
ただし、それは一発の飛びであって安定して打てるわけではありません。
当然ミート率は下がりますし、大きなミスにつながるという事は言わずもがなです。
バランスを崩さないように「7~8割」ぐらいで振った方がミート率が上がるため、それがスコアに繋がるのは間違いないようです。
「7~8割のスイングじゃ届かない」と思ったら、強く振るよりもクラブの番手を変えた方が良いのかもしれません。
練習ではフルスイング(10割スイング)のほうが良い?
練習場でも7~8割程度のスイングで練習した方が良いのか?と思い調べてみると、フルスイング(10割)で振る方が良いという意見が多く、理由としては「8割のスイングをずっとしていると飛ばなくなってしまう」とか「スイングを作る上でベースになるのはフルスイング」などがありました。
これは的を射ていて、力一杯振る事によって体を大きく使えるようになったり、そのフルスイングがベースとなり、そのスイングから7~8割という事になるので練習ではミスをしても構わないのでちょっと強く振ってみる事をおススメします!
まとめ
この記事を書く前に、7~8割にスイングを抑えてラウンドしてみました。
するとこれが結構難しく、いざダウンスイングに入ると結構強くインパクトしてしまうんですよね。
私自身、アイアンは距離を打ち分ける為、あまり強く振っているつもりはなかったのですが、普段は8~9割ぐらいの力で振っていたのだと思います。
ラウンドして感じた事は、たとえ芯を外したとしてもブレる幅がいつもより狭くなり、飛距離のロスが少ないと感じました。
たしかにいつもよりは大きく芯を外す事がなくなり、ミート率は高くなるように感じました。
これからは私も強く振るというよりも、もう少しリズムを大切にしてバランスを重視してラウンドをしていこうと思います。
私が試した感じだと、理屈では少し軽く振るだけなのですが慣れないと意外に難しく、少し慣れが必要だと感じましたが、試してみる価値は大いにあります。
少し伸び悩んでいる人などは一度でいいので、7~8割スイングでラウンドしてみると何かのきっかけになるかもしれません。