ゴルフの王道から少しそれた話

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傾斜地その② 左足下がりの打ち方

左足下がりのショット

傾斜地のショットは大きく分けて4パターンに分かれます。
その中でも左足下がりのライを苦手としている方が最も多いのではないかと思います。

ボールを上げる事が難しいですし、左足上がりとは逆で非常にダフリやすいので、ボールを打つのにはいくつかのコツがあります。

それでは「左足下がり」について解説していきましょう。

左足下がりの基本

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左足下がりの状況
  1. 左足下がりになる状況は、グリーンに対して打ちおろしていくシチュエーションになります。
  2. 当然ですが、アドレスで左足体重になります。
  3. ずっと左足体重だとフェースが若干開きやすくなるのでスライスしやすい傾向があります。
  4. 右足側が高くなるため、ダフリやすくなります。

 

打ち方の基本と注意点
  1. 傾斜なりにアドレスを取る
    これは傾斜地のアドレスの基本です。左足下がりはフィニッシュでバランスを崩しやすいので、少しスタンスを広くしたり、左足を踏ん張れるように意識しましょう。
    スライスしやすい為、少し左にアドレスを取るのも効果的です。
  2. ボールの位置は右足寄りが簡単
    ダフリやすいのでボールを右足寄りに置き、クラブも少し短めに持ちます。
    クラブフェースが立ち、ロフトが少なくなるので、いつもより飛距離が出るようになります。そのため、番手を下げるのが定石です。実際その方がボールが上がりやすくなり、飛距離も合わせやすくなります。
  3. バランスを崩しやすい為、7~8割のスイングで!
    バランスを保てる範囲でスイングする事が重要です。
    左サイドが低いため、クラブヘッドが地面から離れやすいので、低く振り抜く事を意識しましょう。体の左サイド(左足など)が伸び上がらないように気を付けると振りやすいと思います。

応用とチョットしたコツ
  1. 目標に対して、真っすぐアドレスを取るとインサイドから振りづらく感じる方は、右足を少し引いて「クローズドスタンス」にすると振りやすくなります。
    これは非常におススメする方法ですが、ただフェースが開きやすくもなるのでそこは注意が必要です。
  2. 右足寄りにボールを置いた方が打ちやすいのですが、ボールが上がりにくくなります。そのため、短いクラブの時は少しスタンスを狭くして、いつも通りの位置にボールを置いて打つとボールも上がり、グリーンにボールが止まる確率を上げる事が出来ます。でもチョット難しいです。
  3. 少し難しいかもしれませんが「あえてフェードを打つ」というのも良い方法です。カット軌道で振るため、斜面に沿ってクラブを振りやすくなるのも良いポイントです。
    実は私はこの方法で左足下がりを打っています。
    カットで振る事によりボールを上げやすく、グリーンにも止まるボールが打ちやすいのです。
    しかし当然リスクもあります。カットに振るので引っ掛けやすく、フェースが被るとものすごいフックボールが出る事もあります。

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まとめ

傾斜地の中でも左足下がりは難しいライです。
多くの場合は打ちおろしの場合が多いので、最悪の場合トップしてもある程度は転がってくれるので難しく考えない方が良いと思います(笑)

特にロングのセカンドショットの場合などは、ダフリさえしなければ次のショットで何とか出来る可能性があるので気楽にいきましょう。

グリーンを狙う場合、いつもより低いボールが出るのでグリーン上に止めるのが難しくなります。
「あえてフェードを打つ」という方法はかなり有効ですが、慣れていないとボールをコントロールするのが少し難しいため、番手を下げたり短めにクラブを持つという方法の方が大きなミスになりにくいかと思います。

いつもより転がるのを計算に入れてクラブを選択するのも良い方法です。
ただ手前にバンカーがある場合は、たとえグリーンを外してもアプローチがしやすい所を狙うなど、マネジメントが必要になります。

最後に、難しいライから確実に上手く打てるという方法はありませんが、いろいろ試して自分に合う方法を探してみて下さい。