コースに平らな所はない!
皆さんこんにちは、今回は少し役に立つお話をしたいと思います。
コースに出ると、いろいろなライに対応しなければなりません。ライとはゴルフ用語で、ボールがある状態を言います。打ちやすい状態にある場合は「ライがいい」といいます。逆に芝が剥げている所や、芝に沈んでしまっていたりして打ちにくい状態を「ライが悪い」などと言います。
コースに出ると、当然ですが練習場と違って平らな所から打てる事は、なかなかありません。フェアウェイでさえ若干のアンジュレーションがあり、対応に苦慮している事でしょう。
そこで、私の経験を交えて、初心者から中級者ぐらいの方に向けて、いろいろなライに対応できるようにアドバイスしていきたいと思います。
傾斜地からのショットの基本
大きく分けて4種類
傾斜には、大きく分けて4パターン。
「左足下がり」「左足上がり」と「つま先下がり」「つま先下がり」に分かれます。
実際のコースに出ればこのパターンの複合のライ、例えば「つま先下がりの左足上がり」など複雑なライでのショットになる事がほとんどなのですが、まずは基本の4パターンに対応できるようになりましょう。
共通の基本
4パターンを細かく見れば、打ち方やコツに違いがありますが、ここでは共通する考え方や打ち方の基本を紹介します。
特に強い傾斜地やラフの傾斜地は注意が必要です。
- 傾斜地はトラブルと考える
強い傾斜にボールがある場合は、トラブルと考えて無理はしないようにしましょう。
その次のショットでグリーンを捉えればOKぐらいの気持ちで打ちましょう。 - フルショットはしない
傾斜地ではバランスを崩しやすいため、体重移動も控えめにしてミートする事が重要です。少し手打ちのように感じるぐらいでもよいでしょう。 - ボールをいつもより内側に入れる
体重移動を少なくするので内側に入れる事によりボールに当たりやすくなります。 - スタンスをしっかり取る
少しダブってしまいますが、バランスを崩さない為にバランスの良いアドレスを心がけましょう。
まとめ
パターン別の打ち方の基本やコツも順次紹介していこうと思います。
私のキャディの経験上の話ですが、ラフの傾斜地からグリーンを狙いフルショットしてミスをしてしまい、また傾斜地から打たなくてはならないという場面をよく見てきました。
傾斜地はミートするだけでも難しいのです。基本を押さえて苦手をなくしていけば、スコアアップにつながっていくと思います。