ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

パーオン率がいいからと言って・・・。

パーオン率=ショット力?

 

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「シングルプレーヤーになるには!」の記事を書いている時に「パーオン率」についていろいろ考察しているうちに、チョット思い出したことがあります。

皆さんは、「パーオン率」が良いという事はショットが良いと思われるでしょう。
しかし、一概にそうとも言い切れないのです。

確かにパーオンするにはある程度のショットの精度は必要です。
しかし、それはコースの難易度などショットの内容以外の要素にかなり左右されるのです。

高いパーオン率・・・なのにどうして?

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これは、私が研修生の時に経験したお話です。

私は当時、ショットには多少の自信がありフェアウェイをキープ出来れば高い確率でパーオン出来ていました。

しかし、スコアはいまいちでした。なぜならば、私はパターがあまり得意ではなかったのです。せっかくパーオンしても3パットばかりしていました。

私のパターのレベルは、一般の方に比べればちょっとはマシというレベルで、これからプロを目指す研修生としては話にならないものでした。

そこで私は当然パターの練習量を増やし、先輩方にアドバイスを乞い、雑誌や本などで自分に合うものはないかといろいろ勉強もしました。

するとショートパットは少し改善が見られたのですが、ロングパットの距離感がなかなか合わずに悩んでいました。

そして、そんな悩みを持ちながら運命のラウンドが始まるのです!!
ちょっと大げさですが(笑)

 

ショットの精度とパーオン率

研修生はキャディがない日は、午前中だけコースの作業をしたりいろいろな仕事をします。

そして午後からは練習になるのですが、個人競技なので練習は各自に任されています。
例えば、ラウンドする人、練習場で球を打つ人、バンカーやパターとアプローチ、中には休養を取る人など自由です。
練習も強制ではないので基本的に何をしていても自由なのです。

私はその日、ラウンドしようと思いました。
ラウンドする場合は「何時何分に○○コース」と寮の掲示板に書かれているので時間になったらティーグランド(ティーイングエリア)に集合し、ジャンケンなどで組み合わせを決めてスタートしていきます。

その日の組み合わせは、後にプロになる先輩と同じ組になりラウンドする事になりました。

その日もいつも通りでパーオンはするけどバーディが取れない。
それどころかパーを取るのも危うい、という状態でした。
ラウンドが終わってみればパター数がハーフで20以上という散々な結果で、そんな状態ですから当然スコアもかなり悪かったのです。

ラウンドが終わって寮まで帰る道のりを先輩と話しながら歩いていた時の事です。

私が先輩に「ショットは良かったのですがパターがやっぱりダメでした」と言うと先輩に「お前のショット、あまり良くなかったじゃないか!」と言われました。

パーオン率も高いし、ショットにはある程度の自信があったので言っている意味が分かりませんでした。
ちょっとムッとしちゃったりしました。

すると先輩が続けて言いました。
「お前のショットが中途半端だからピンから遠い所に乗っちゃうんだよ。だから3パットしちゃうんだろ!」
「本当にショットが良かったらバーディチャンスに付くはずだ!」

・・・そうですね⤵

ぐうの音も出ないとはこの事です。
乗せているのではなく「乗っちゃうんだよ」。この言葉がすごく深く心に刺さったのを覚えています。

その後・・・

それからはただ乗せるだけではダメだと思い、100ヤード以内のショットを重点的に練習し、ロングパットの練習も増やしました。

練習の成果なのか、少しずつではありますがスコアも良くなっていきました。

自分では、ショットがいいからパーオン率が高いと思っていたのですが、そうではなかったんですねぇ。

パーオン率は一つの目安としては有効なものだと思いますが、その数字にとらわれすぎないようにした方が良いのかもしれません!