ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

100切りのポイントは”ショートホール?”

100を切れそうでなかなか切る事が出来ない!
「あのホールで大たたきしなければっ!」とか「もう少しパットが入ってくれていればっ!」など実力的には100を切ってもおかしくないのにも関わらず100の壁を越えられないという人は多くいらっしゃるのではないかと思います。

実力はあるのに100を切れないという事は、何か「マネジメント」に問題があるのではないかと思うのです!

今回は「ショートホールのマネジメント」について考えてみたいと思います。

友人とのラウンド

先日、スイングについてアドバイスをしている友人とコンペに参加してきました。
その友人はゴルフ歴は長いのですが、まだ”100”を切った事がなく、アドバイスしている身としてはどのくらい上達したのかずっと気になっていました。

私とは違う所ではありますが、彼も”ゴルフ場勤務”なので、仕事終わりに練習がてらラウンドしていて、最近の話では、ハーフで”44”が出た!という話も聞いていたので”歴史的瞬間?”に立ち会えるのかも?と楽しみにしていました。

ラウンド開始

1番ホールのティーショット、以前とは違い無駄な動きが少なくなりフェアウェイをキープ。セカンドショットはグリーンを外したものの、アプローチを寄せて「パー」、上々の滑り出しです。

この日は調子が良いようで、5番ホールを終わった時点で”ボギーペース”を上回る4オーバー。
100どころか”90”でラウンド出来るペースです。

「何とか100を切れるのではないか!」とこの時は思っていたのです!

”181ヤード”のショートホール

6番ホール、打ち下ろしのショートホール。
このショートホールは181ヤードと少し長く、手前から左にかけて池、右にショートすると谷になっており落としてしまうとグリーンに乗せるだけでも難しいアプローチが残ってしまいます。

さて、友人のティーショット。
打ったボールはスライスして打ってはいけない”谷”に落ちてしまいました。
池を避けたい気持ちもあったのでしょうから、しょうがない部分もあったのかと思います。

結局このホールのスコアは「7打」、調子を崩してしまったのか最終ホールでも「トリプルボギー」を打ち、前半のスコアは「51」、少しもったいない所もあったのですが、100を切るには十分持ちこたえたのではないかと思います。

140ヤード前後の短いショートならば、バンカーなどの罠がなければピンがどこにあろうが”グリーンセンター”を狙う、バンカーや池などがあれば徹底的に避ける、という風にすれば大たたきは避けられると思います。

 

後半のラウンド

後半の出だしのホールで”パー”、6番ホールが終わった時点で「8オーバー」、100を切るには「48(13オーバー)」でラウンド出来ればよいので可能性が見えてきました。

そしてここでまた、ショートホールを迎えたのです。

このショートホールは”141ヤード”、よくある距離のホールですがグリーン手前に”あごの高い深いバンカー”があるのです。

友人のティーショットは、グリーンに向かっていったのですが、少しショートして深いバンカーに入ってしまいました。

バンカーが得意な人ならそんなに難しくない”ライ”だったと思うのですが、友人はバンカーショットが苦手なようで、なかなかグリーンに乗せる事が出来ず、このホールもスコアは「7打」、気落ちしたのか次のホールで”OB”を打ってしまい後半のスコアは「54」、トータル「105ストローク可能性を感じさせるラウンドではありましたが100を切る事は出来なかったのです。

何がいけなかったのか?

私から見ても、友人はすでに”100を切る実力”はあると思います。
では何が悪かったのか?ちょっとラウンドを思い返してみる事にしました。

みなさんは「ショートホール」でのマネジメントって、どうしていますか?
「打ちおろしだから1番手小さくしよう」「手前に池があるから大きめの番手で」ぐらいなのではないでしょうか?
そういう私も大体似たようなものです(笑)

しかし、ショートホールこそしっかりとしたマネジメントが必要なのではないでしょうか?

私の経験上、ショートホールはボギーを打ちやすく、実際にプロのツアーでも平均スコアは良くありません。
一度のミスを取り返すチャンスが少ないからだと思います。

ロングホールなら”ティーショット”をミスしたら、セカンドで無理をせずサードショットの打ちやすい所を狙うマネジメントに変更する事が出来ます。

しかしショートホールのでのミスは、谷に落ちようがライ悪かろうが次のショットで取り返すしかないのです。

100切りのマネジメントは?

私が思う100を切る為のマネジメントは、「どうやってボギーで上がるか?」という事を考える事が一番だと考えます。
大たたきはしなければ OKぐらいの気持ちで良いと思います。

よく考えてみれば、ミドルホールで残り180ヤードをグリーンに乗せるのは、上級者でなければなかなか難しい事ですよね。
ショートホールの場合も同じで、長いショートホールは「2つで乗せる」と考えた方が結果は良いと思います。

まとめ

今回は100を切る為のショートホールのマネジメントについて考えてみました。
ボギーで上がれれば最高ですが、”最低でもダブルボギー”と思ってラウンドしましょう。
それだけショートホールは難しいのです。

これは私にも言える事なのですが、ショートホールは「グリーンに乗らないとミスショット」と思い込んでしまっているような気がします。
それで無理にグリーンを狙ってスコアを崩してしまうのはもったいない気がします。

ミスを取り返す事が難しいショートホールだからこそ、しっかりマネジメントをして「外してもアプローチがしやすい場所は?」「絶対に避けなければならないバンカーはどれか?」など考えてから打つようにすれば大たたきを避ける事が出来るのではないでしょうか?

100を切るのに少しでもお役に立てれば何よりです。