ゴルフのマナーにはいろいろ注意しなければならない事があります。
「大声を出さない」とか「他のプレーヤーの邪魔はしない」など、普段の生活でも注意しなければならないような事も多いので、難し考える事はあまりありません!
しかし、その中にはゴルフ特有のマナー「スロープレーにならないように気を付けなければならない」という事があります。
2019年に大幅にゴルフ規則が改正されましたが、ルールを分かりやすくし「プレーファスト」を推進する内容になっています。
スロープレー?
これは、年に何度かはある話です。
お客様がハーフを終了してマスター室に戻ってくると、後ろの組の人に「早く行けっ!」と怒鳴られたというのです。
スロープレーにならないように係の者が”コースを巡回”して注意を払っているので「そんなはずはない!」と思いスタートからどのくらい時間が掛かっているか調べると「2時間15分」しかたっていないのです。
そこでお客様に「スロープレーではないので気にしなくていいですよ!」とお伝えしました。
次に上がってくるのは”怒鳴ったお客様”の組です。
案の定、マスター室で文句を言われるので、ちょっと皮肉を込めて「前の組の方は2時間15分でラウンドされているので、特に遅いわけではないですよ!」「他のコースで良ければそちらのスタートに変えますか?」と提案するのです。これは27ホールあるからこそ出来る対応なのです。
すると大体が「じゃあ、そうして!」となるのです。
怒鳴られた組の方は、また後ろから同じ人が来るのはイヤでしょうからこのような対応をする事が良くあります。
プレーが早いからと言って、偉いわけではない!
”プレーが早い”という事は、良い事ではありますが、だからと言って他の人に威圧的になって良いという事ではありません。
今回の場合は特に「自己中心的な話」で逆にその方のマナーに問題があるように思います。
そもそも他のお客様に直接文句を言う事自体「ちょっとなぁ~」とも思ってしまいます。
気にする必要はないのです!
多くのゴルフ場では”ハーフ2時間10~15分以内”でラウンドして下さい!”という事が多いのではないかと思います。
後ろの組の人が文句を言ってきたとしても、この時間が守れていれば気にする事はありません!
ゴルフはスピードを競うスポーツではないのです!
私の経験上、怒っているのは大体ひとりだけで、周りの人は「言わなくてもいいのに⤵」と少し呆れ顔をしている事が多いのです!
ラウンドペースの早いベテランの方なら、コースの景色を楽しんだり、少しペースを落としてラウンドする事も出来ると思います。
せっかくゴルフに来ているのに”文句を言って”周りの人に不快な思いをさせる事もないでしょう。
最後にひとつ言わせて頂くと、最大のマナーとは「相手に不快な思いをさせない!」という事に尽きると思います。
ゴルフ場の人間としては、来場されたすべての方々には楽しい思い出にして頂きたいと思っています。