「ゴルフはメンタルのスポーツ」と良く言われます。
ボールを打つ技術も”もちろん必要”ですが、その他に「コースマネジメント」や「メンタル」によってスコアが大幅に変わってしまう事があります。
良く「練習場では上手く打てるのにコースに出ると・・・。」という話はよく聞きます。
私の後輩のレッスンプロは「コースに出るとプレッシャーによって、いつものスイングが出来ないのではなく、自らスイングを変えてしまう」というのです。
結果を恐れずボールを打つ事に集中するのが重要なのは誰でもわかっている事なのですが、それが難しいのです。
この話を聞いて、平常心を保つ事の難しさを実感して、私は非常に面白く感じました
名言「ベストを尽くして打て。その結果が良ければよし、悪ければ忘れよ。」
ウォルター・ヘーゲン
これは、往年の名プレーヤー「ウォルター・ヘーゲン」の言葉です。
ウォルター・ヘーゲンは”ボビー・ジョーンズ”とほぼ同時期に活躍し、ボビー・ジョーンズは生涯アマチュアを貫き通しましたが、ウォルター・ヘーゲンはプロゴルファーとして”ゴルフ黎明期に「競技ゴルフ」を確立したゴルファーとして知られています。
競技者としては”メジャー11勝”で、これは「ジャック・ニクラウスの18勝」、「タイガー・ウッズの15勝」に次ぐ成績を残しています。
多くのメジャー・タイトルを獲得したヘーゲンですが、「マスターズ」は未勝利で惜しくも「グランド・スラム」を達成する事が出来ませんでした。
ミスを受け入れる⁉
ゴルフにミスは付きものです!
ゴルフの腕前によってミスの幅は様々ですが、上級者やプロゴルファーでも「完璧なショット」というのはラウンド中ほとんどないと思います。
この言葉はゴルフの考え方を非常にシンプルにしてくれます。
「ベストを尽くして打て。」というのは今できる事に集中する!という事だと思います。
「アドレス」をしっかり取り、結果を恐れずただ目標に向かって打つ事だけを考えてベストを尽くすのです!
「その結果が良ければよし、悪ければ忘れよ。」とはナイスショットでもミスショットでも”結果が良ければOK”、悪かったら”気にせず次のショットに集中する”という事で、「ショット毎に心を波立てないようにする事が重要だ!」と教えてくれているのではないでしょうか。
これは私なりの解釈なので、”ヘーゲン”の言いたかった事とは違うかもしれませんが、ゴルファーとしての考え方を”シンプル”に、そして潔さを感じる事が出来る「まさに名言!」と言えると思います。
自分に優しく?
私たちはゴルフに対して”完璧”を求めすぎていると感じます。
ティーショットがフェアウェイに行ったとしても「ちょっと当たりが薄い!」とか「少しスライスした!」など思ってしまった事はないですか?
正直な所、私は良く思ってしまいます⤵
これは私の研修生時代の友人が言っていた事ですが、「コースではナイスショットでなくても”ナイスミス”が続けば充分スコアになる!」と言っていました。
これは非常に的を射た言葉だと思います。
練習場では自分に厳しくても、コースに出たら少しのミスには目をつむってあげましょう!それがメンタルを保つ良い方法になるかもしれません!