初めてのラウンドでは、なかなか良いスコアを出す事は出来ません!
しかし、初ラウンドのスコアが「130ストローク」だったとしても、練習をする事ですぐにそのスコアが「120や110」ぐらいには縮める事が出来ると思います。
ゴルファーの初めの壁として「100を切る」という事があります。
このぐらいのスコアになると、ただボールを打つ!という練習の他に「コースマネジメント」について考えなくてはスコアを縮める事が難しくなってきます。
コースマネジメントとは?
端的に言えば「コースに対してどのように攻略するか戦略を考える事!」と言っていいでしょう!
今回は「コースマネジメント」についての名言を紹介したいと思います。
名言「次善を求めて、最善を尽くす」
中部銀次郎
この言葉は「中部銀次郎さん」の言葉です。
この中部さんは、プロゴルファーではなく生涯「アマチュア」を貫きました。
しかし、日本アマを6度制し、プロの試合でもある”西日本オープン”にも勝ち「プロより強いアマチュア」と称される方です。
プロでも十分活躍できる実力を備えていたと思われますが、アマチュアゴルフの国別対抗戦でアメリカに行った時に、あの「ジャック・ニクラウス」のプレーを見て「世界で戦う器ではない!」とプロのなるのをやめて、”アマチュアでトップになる”と決めたそうです。
ベストルートがベストではない⁉
「次善」とは?、「最善とは言えないが、それに次ぐものである」という意味があるようです。
例えば、「右ドッグレッグ」のホールで「右の林に入ればOBだが、ぎりぎりを狙えばショートカットになりベストポジションからセカンドを打てる!」と思った事はないですか?
確かに上手く打てれば最高の結果を得られますが、かなりのリスクを伴います。
このルートはこのホールで言う「最高のルート」となります。
しかし中部さんは、この「最高のルートの次に良いと思われるルートに対して最善を尽くせ!」と言っているのです。
私は、この言葉を「狙うべきは”リスクを伴う最高のルート”でも、”逃げすぎたルート”でもない!」という事を言いたいのではないか?と解釈しています!
中部さんは「次を良くするために、今を頑張る。次がどうなっても良いというゴルフをしてはいけません!」とも言っています。
「次のショットの事を考えて今のショットを考える」これが「コースマネジメント」の真髄であると思います。
マネジメントはレベルに合わせて
ゴルフの上達には”考える事”が必要不可欠です!
同じ技量に人でも、マネジメント次第でスコアに差が出てしまう事は良くあります。
これは、ゴルフの楽しい所でもあり難しい所でもあります。
このマネジメントはゴルフのレベルによって変わるというのは皆さんも感じている事と思います。
シングルプレーヤーと100切りを目指す人では全く違うマネジメントが必要になります。
中部さんは「次善を求めて」と言っていますが、レベルに合わせてもっと安全なルートを狙うという事も必要です。
しかし、すべての人に共通して必要なのは「最善を尽くす」という方の言葉です。
ドライバーショットでも、どんなに短いパットでも最善を尽くして打つ事を心掛ければおのずとスコアアップに繋がるのではないでしょうか?