ゴルフの練習はすごく難しいのです。
スイングは何が正解で、何が間違いか?と聞かれると、時代や人によって考え方に違いがあり何と答えてよいのか困ってしまいます。
私の経験上、その時に勢いのあるプロ(メジャーを勝ったプロなど)のスイングが良いとされる傾向があったり、ゴルフクラブの進化によって、そのたびに良いとされるスイングが変わったりします。
私が研修生をしていた時は”ニック・ファルド”が非常に強く、そのファルドのレッスンプロであるレッドベターの”アスレチックスイング”が最も良いスイング理論みたいな空気がありました。
「スイングは変わる」とは言うものの、これは普遍的だ!というものもあります。
その一つの中に「バランスの良いスイング」というのはいつの時代でも言われている事です。
ただ、このバランスについてちょっと思う事があったのです。
フィニッシュが取り切れない?
私の行く練習場には多くの方が来ています。
田舎にある練習場なので来る人は大体いつも同じで、話はしないまでも顔は知っている、という感じです。
そんなですからその人たちのスイングも良く見ているのですが、ちょっと気が付いた事があるのです。
それは”フィニッシュを取り切れていない”という事なのです。
振り切る事とバランスを失わない事
どういう事かというと、これは少し憶測も入りますが年配の方が多い事もあり「体が硬くて最後まで振り切れない為フィニッシュが浅い?」という感じなのです。
私は、練習ではしっかり振り切ってフィニッシュ取る、という事がバランスの良いスイングにつながると思っています。(いました。)
しかし、年配の方にしてみたらマキロイのようなフィニッシュが良いと言われてもそれは無理な話です。
この時、「無理に振り切ってバランスを崩してしまう」のと「フィニッシュを浅くしてもバランスを保つ」のとどっちが良いのだろう?と思ったのです。
そこで調べてみると、多かったのは「バランスを保つほうが良い」という意見でした。
やっぱりというか予想どうりでしたがスイングというのはその人によって体の硬さや体形が違うので全員が同じスイングになる事はありえません。
それに比べて「バランスの良いスイング」、言い換えると「バランスを崩さないようにスイングする」事は誰にとっても共通する事です。
プロのスイングを参考にする事は非常に良い事です。
しかしすべてを真似できるとは限りません。ポイントを押さえ、自分に合ったバランスの良いスイングをする事の方が重要な事なのかな?と思いました。
まとめ
バランスを崩さないようにするには、アドレスを気を付けたり、力いっぱい振りすぎないなどポイントはいくつかあります。
今回のように年配の人だったり、体が硬い人は無理にフィニッシュを取らず、ハーフショットのような形でも良いのかもしれません。
スイングに正解は有りません。自分の体力に合わせたスイングをする事が大事なんだなと改めて感じました。