ゴルフで一番大切な事とは?
「ゴルフで一番大切なのは何ですか?」と知り合いのプロの方々に質問するとほとんどの方が「アドレス」と答えます。
マスターズを創設した事でも知られる「球聖 ボビー・ジョーンズ」も「構えたら心配するには遅すぎる」という名言を残しています。
それだけ打つ前の段階が重要という事です。
今回はアドレスを取るうえで重要な要素となる「ボールの位置」について紹介したいと思います。
正直これだ!という正解があるわけでは無いので、すべての人に当てはまるとは言えませんが参考にしてみてください。
では具体的に説明していきましょう。
ボールとの距離
ボールとの距離は、人によって身長や腕の長さなど個人差があるので、一概に何㎝が良いなどと決められているわけではありません。
よく言われているグリップの位置がこぶし何個分とか近すぎず離れすぎずなど人によってその方が合う人もいると思いますが、私の場合は「前傾姿勢を取った状態から自然に腕を垂らした位置でグリップをしています」
これは研修生時代に先輩から「一番自然な位置でグリップした方がいいぞ」とアドバイスされてからいろいろ試してみた結果です。
私はこの位置が一番自然な形(自然体)でグリップをする事が出来ると思っています。
腕を自然に垂らした位置なので、地面に対してほぼ垂直になっています。
それなので、他の人より少しハンドダウンになっていると思います。
この位置より体に近いと窮屈なスイングになりクラブヘッドが外から入りやすくなったり、逆に遠いとボールに当てようと手を伸ばして手打ちになってしまいがちです。
ボールの左右
よく言われているのが「左足かかとの前」というものですが、これは人によってスタンスの幅が違うのでおススメしません。特にスタンスが広い人はボールが左に行き過ぎてしまいます。
ではどこがいいのかというと「左手を前方のまっすぐ伸ばした位置」です。
この位置はスイングの最下点になるので、ドライバーはこの位置でアドレスをしてアイアンはこの位置より少し右にボールをセットします。最下点より手前でボールをとらえる事になるので理論上ダウンブローで打つことが出来ます。
具体的にどこに合わせているかというと私の場合、基本は「左目の前」にセットしています。
私は少しオープンスタンスなので,スクエアスタンスの人より少し右にセットする感じになります。スクエアスタンスの人は左腕の付け根から左耳前ぐらいになるのかと思います。
人によってはクラブが短くなるにしたがって少しずつ右寄りにする方もいますが、私は出来る限りシンプルにした方が調子を崩した時でも修正しやすいのでアイアンはすべて同じ位置「左目に前」にボールをセットするようにしています。
少しボールを抑えたい時は「右目に前」にするなど自分の中に基準を持っています。
「出来る限りシンプルに」これはゴルフを難しくしないために必要だと考えています。
完全にボールを毎回同じ位置にセットする事は難しいですが、自分の中で基準を持っておく事で調子が悪くなった時でもいち早く修正する事が出来きます。
「なんとなく」でボールの位置を決めている人が多いと思いますが、自分だけの基準でも構わないので自分なりに考えてみてはどうですか?