ゴルフを上達するには、レッスン書を読んだりレッスンプロに習ったり、最近では”YouTube”などでも上達のためのヒントを得る事が出来るようになりました。
これらは非常に”実践的”なもので練習を重ねて身に付ける事が必要です。
「ゴルフの名言」とは、どちらかと言えば”精神的な部分”の話だと思われがちですが、先人たちの言葉は”非常に的を射た”もので、多くの方のゴルフ技術向上のための”ヒント”が隠されています。
私の研修生時代のエピソードや解釈などを交えながら皆さんのお役に立てるよう、ご紹介していきたいと思います!
「悪いグリップから、いいスイングは生まれない」
これは、2002年に世界ゴルフ殿堂入りをした伝説のティーチングプロ ”ハービー・ペニック”の言葉です。
トム・カイトやベン・クレンショーなどのメジャーチャンピオンの師としても有名です。
私はこの名言は非常に的を射た言葉だと思っていて、私の感覚だと「良いグリップはスイングしやすい!」という感じがします。
リトル・レッド・ブック
この本は、ハービー・ペニックのレッスン書?というより、ゴルフを教えていく上で気付いた事を”メモ帳に記した”ような形の物ですが、ゴルフのヒントになるような事が多く記載されています。
ハービー・ペニックの本は、読み物としても面白いので、ゴルフをする方は一度読んでみると良いでしょう!
グリップの種類
大きく分けてグリップの方法は、「オーバーラッピング」「インターロッキング」「テンフィンガー(ベースボールグリップとも言う)」の3種類です。
どれが良くてどれが悪いという事はないのですが、オーバーラッピングは手の大きい人向きで、インターロッキングは手の小さい人向きなどと言われています。
これは一般的に言われている事なので”自分にあうグリップを見つける”事が重要です。
私が研修生の頃はオーバーラッピングが多かったのですが、最近はツアーで活躍するプロもインターロッキンググリップが多くなっているようです。
その他に、グリップの手首の角度によって「フックグリップ(ストロンググリップ)」「スクエアグリップ」「ウィークグリップ」に分かれます。
アベレージゴルファーはストロンググリップが良いとハービー・ペニックは言っています。確かにストロンググリップはボールを強く、遠くに飛ばす事が出来ますがあまりに極端なグリップは、アドレスでフェースをスクエアに合わせようと手首や腕をひねって合わせなくてはなりません。
それがアドレスだけではなくスイング全体のバランスを崩す原因になるので注意が必要です!
人によって”指の長さ””腕の付き方”など違いがあり、打ちたい球筋などでもグリップは変わります。
当然、人によってに違いがあるため”絶対的なグリップ”は存在しません!
大変な事ではありますが、自分に合ったグリップを見つけましょう!
今現在のグリップを見直す事で、調子が上向く事は良くあります。
私はグリップをしてからアドレスを取るというより、アドレスの前傾を取ってから一番自然な位置でグリップするようにしています。
この方法でアドレスを取ると”どこにも余計な力が入らない”自然体でアドレスを取れるのです。
練習場ではスイングの軌道などに注目しがちですが”まずはグリップから”見直してみてはいかがでしょうか?