このブログでも、何回かマナーについて記事にしてきました。
初心者の方にゴルフは思っているより敷居が高い物ではなく、マナーを守りながらもっと気軽に楽しんで欲しいと思っています。
しかし、ちょっと違う視点もあるのだと思ったお話です。
マナーを優先しすぎると・・・。
これは練習場でレッスンをしている方に聞いた話です。
練習場に来るお客様で、仕事上の付き合いでゴルフを始める人が今でも結構いるそうです。
仕事の付き合いでゴルフを始めると、会社の先輩などに教わる事が多いようですが、仕事関係で始めると一緒に行く相手に失礼のないようにマナーについて厳しく指導してしまうようなのです。
教わる方はゴルフというスポーツとしての楽しさより先に「大変そうだ」とか「めんどうだな」と感じてしまう人が多いのだそうです。
仕事の延長として練習したってつまらないですし、最初はボールに当たらないのでやる気を失ってしまいます。
そういう方には少し声をかけたり、コースに出る楽しさなどを伝えたり、時には迷惑にならない程度にアドバイスもするそうです。
すると帰り際に「ちょっと面白そうだから続けてやってみようかな」となる人もいるそうです。
この話を聞いて「なるほど、そういう事もあるのか」と少し考えさせられました。
私はマナーについては「当たり前の事」で、大変そうだとか面倒くさそうなど思った事もありませんでした。始めから「そういうもんでしょ!」と考えた事もなかったのです。
マナーは難しくない
マナーは周りに人に迷惑をかけないように、ある程度は守った方がいいと思いますが、その事に集中しすぎてしまってゴルフというスポーツの一番面白い部分が楽しめなくなっては元も子もありません。
中には「マナーを守るからこそゴルフを楽しめる」という方もいらっしゃいます。
なかなか難しい話ですが私はマナーというものは、社会人として当たり前の常識があれば、そんなに深く考える程の事ではないと思っています。
人が打つ時には静かにするとか、人のパターのラインを踏まないなど結構普通の事だと思いませんか?マナーの本質は「他人に迷惑をかけない」という事に尽きると思います。
マナーについて人に教える時は、押し付けるような言い方をせずにわかりやすく、難しく考えすぎないように伝えてあげる事が大事なのではないでしょうか。
始めてみると、「思ったより難しい事ではなかった」と思ってくれると思います。
自分では当たり前と思っている事を教える事ってすごく難しいですね。
はじめからマナーではなくゴルフの楽しさを伝えつつ、その後にマナーについて教えてあげるのが順番としては正しいのかもしれませんね。
ゴルフというスポーツに関わる者として反省と少し勉強になりました。