ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

バックティーからのラウンドについて!

バックティー

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みなさんこんにちは!
緊急事態宣言が解除された事が理由かは分かりませんが、ゴルフ場は平日にもかかわらず、多くの客様に来て頂いています。

多くのお客様が来ていただくのは嬉しいのですが、チョット気になる事がありまして。
それは「バックティーからプレーされるお客様が増えている」という事です。

失礼ですがプレーを見ていて「バックティーからは少し早いのでは?」と思ってしまう方も多くいらっしゃいます。

みなさんはご存じかと思いますがバックティーとはティーイングエリアの一番後ろにあるティーマークで、主にプロゴルファーやローハンデの上級者が使用するティーです。

ゴルフ場によってバックティーは許可を取らないと使用出来ない場合もあります。

バックティーからのプレーはやはりある程度の技量を持った人でなければスロープレーになる可能性が高く、他のプレーヤーに迷惑を掛けてしまうかもしれません。

その基準も「全員のハンデの合計が40以内」「シングルハンデの人」「メンバー限定」などゴルフ場によって対応に違いがあります。
中には、あまり厳しい基準を設けずマスター室に申請するだけでOKというゴルフ場もあります。

メンバーの方は「月例競技」でバックティーを使用するのでその練習の為に、競技ゴルフをされている上級者の方は自分のレベルアップになどバックティーを使う理由は分かりますが、一般のレベルの方がなぜバックティーを使用するのでしょう?

私の勤めるゴルフ場は、多くの競技の会場になっているので、練習ラウンドに来られる方が他のゴルフ場に比べれば多く、バックティーを使用される方が多いのです。

その為か分かりませんが、一般の方も「自分もバックティーで!」と思われるのかもしれません。

 

バックティーは何が違う?

レギュラーティーと何が違うのでしょうか?

1.距離が長い

当たり前の話ですが距離が長くなります。
ゴルフ場によってはレギュラーとバックティーとの差が20~30ヤードぐらいの差しかない所もあります。
パッと見た感じだと「そんなに変わらないじゃないの?」と思うかもしれませんが、トータルするとミドルホールひとつ以上も長くなるのです。
セカンドショットの番手が2番手変わればスコアに影響が出るのは皆さんもお分かりになるのではないかと思います。

2.  コースが狭くなる

バックティーは、ティーに立った時の景色が全く変わります。
コースはバックティーからの距離でバンカーなどを配置しているので、レギュラーからだと気にならなくても、バックティーからちょうど入る位置に変わります。
これは私が一番感じる事で、レギュラーからは意識した事のないOBも気を付けなければならなくなるのでコースの難易度がかなり上がります。

他にも細かく言えばいろいろありますが、こう言ったところでしょうか。
では、なぜバックティーからラウンドする人が多いのでしょう?

なぜバックティーから?

バックティーを使用する理由は人それぞれだとは思いますが、上級者を除く一般の方の理由をいくつか挙げてみましょう。

1.飛距離に自信がある。

2.レギュラーからでは簡単すぎる。

3.バックティーからラウンドしてみたい。

というものが多いようです。
聞いた話では「他のプレーヤーに対する優越感」という事もあるそうです。

技量に合っているのか・・・?

正直に言うとプレーさえ遅くなければ、どのティーを使っても構わないと思います

ただ私はアベレージの方がバックティーからプレーするのはあまりおススメしません

少し言い方が悪いとは思いますが、飛距離に自信があると言ってもあくまでも一般の人に比べてであり、レギュラーからでは簡単すぎると言っても毎回70台でラウンド出来るほど上手いというわけでもない人が多いのです。

中には本当に飛ぶ人や上手い人はいらっしゃいますが、私の経験上ほぼ当てはまります。

難しい状況からプレーすれば上達するのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし私はそうは思いません!

私はゴルフは戦略のスポーツだと思っています。狭いフェアウェイなのでティーショットをスプーンで打ったり、たとえ距離が短かくても残りの距離に合わせてクラブを選び、ピンポジションによって狙いを変えるなどコース戦略にゴルフの真髄があるのだと思います。

長すぎるホールばかりでセカンドが「グリーンに乗ればラッキー!」ではゴルフが上手くなるどころか一番おもしろい部分が失われているように思えます。

まとめ

現在のゴルフ場は大体「バックティー(青)」「レギュラー(白)」「シニア(ゴールド)」「レディース(赤)」に分かれている所が多いと思います。この他には「初心者・ジュニア(ピンク)」を設定されているゴルフ場もあり、選べるティーの幅が多くなってきています。
ティーの色にこだわらずに、自分の技量に合ったティーを選ぶ事がゴルフを楽しむ上で重要だと思います。

飛ぶ!という事はゴルフにとって魅力のひとつだという事は間違いありません!
しかしゴルフは飛ばす事がすべてだという事もありません!

頭を使って戦略を練ってラウンドする事が出来るティーを選ぶ方が上達への一番の近道ではないでしょうか?