ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

”スロープレーについて”ゴルフ場側から見るとこんな感じです!

コロナ過の中、外で出来るスポーツという事でゴルフを始める方が増えました。

外で出来るスポーツは他にもたくさんありますが、ゴルフは密になる心配もあまりなく、練習もひとりで行けるので、始めやすかったのではないかと思います。

コースにも土日はもちろんの事、平日にもたくさんのお客様に来場していただいています。最近は女性だけで来場される方も多く、誰にでも楽しめるスポーツという事が認知されてきたのかな?とゴルフに関わる人間として嬉しく思います。

しかし、残念ながら良い事ばかりではありません!人が増えればそれだけトラブルも増えてしまいます。

その一つに”スロープレー”があるのです⤵
スロープレーは他の組のプレーヤーに迷惑になってしますので厄介なのですよ。

スロープレー

そもそもハーフのラウンドにどのくらい時間が掛かるとスロープレーと言われるのでしょうか?

最近のゴルフ場は”2時間15分以内にラウンドして下さい”となっている事が多いようですから、2時間15分を超えるとスロープレーに該当してしまいます。

昔は会社の上司が部下を連れてゴルフに来るなどベテランの人が初心者の人の面倒を見るという事が多かったので、あまりスロープレーになるという事はなかったのですが、最近は始めたばかりの若い人達だけで来場する、というようなケースも増えているのでどうしてもスロープレーになってしまう事が良くあるのです。

初心者には厳しい?

初心者の人が2時間15分でラウンドするのは私のキャディ経験からすると、ちょっとハードルが高い気がします。

初心者ですから下手なのはしょうがないのですが、慣れないゴルフ場でしかもマナーにも気を付けなくてはならないとなると、ラウンド中ちょっと委縮してしまって気を使いすぎてプレーが進まないように感じるのです。

マナーを守る事に越した事はないのですが、気を付けるべきは”他の組のプレーヤーの迷惑にならない”という事が大事なので、初心者のうちは同じ組の仲間に対しては、多少迷惑が掛かったらごめんね!と割り切ってプレーしてしまった方が結果的にスロープレーにならずに済むのでは?と思うのです。
初心者とラウンドする方達も、何かあってもちょっと大目に見てあげるという事も必要なのではないでしょうか?

2時間15分でラウンドすれば問題ない!

ラウンド中に前の組のプレーが早くて見えなくなってしまうと、自分たちはプレーが遅いのでは?と焦ってしまう方もいると思います。

また、その逆で後ろの組が詰まってしまうと「急がなきゃ!」と思う方もいらっしゃると思います。

その気持ちはすごくよく分かります。
しかし、ゴルフ場側からすると、トータルで2時間15分程度でラウンドしてくれていれば、前の組について行けてなくても、後ろが詰まっていようがなんの問題もないのです。
もし多少スロープレーでも後ろに組がいなければ「まぁいいか!!」と思っていたりします。

最近はツーサム(2人の組)のプレーヤーも多く、その組が後ろからくると「急かされているようで嫌だなぁ」と思う方もいると思いますが、2時間15分でラウンドできていれば気にする事はないのです。
逆に、ツーサムなので早いのは当たり前なのだから、「前の組にちょっと気を使ってゆっくりラウンドしてあげればいいのに?それもマナーなのでは?」と個人的には思っています。
早くラウンドするのが偉いわけではないのですから。

 

 

まとめ

スロープレーってなぜ起こると思います?
プレーの要領が悪い、初心者の人がいるとかマナーが悪い、という事も当然あるのですが、私の経験上の話で悪いのですがスロープレーの人は「自分がスロープレーだと思っていない」事が多いのです。

キャディをしている時に、ロングホールが完全に空いてしまった時に、「少し急ぎましょうか?」とお客さんに言ったところ、「えっ!うちの組遅くないだろ?」と言われる事もしばしばあるのです。
自覚していないのですから、そりゃスロープレーになりますよね。

スロープレーは本当にちょっとした事で回避する事が出来ます。
仲間の打ったボールをしっかり見る、他の人のパターをグリーンに持って行ってあげる、その他にはクラブを何本か持って歩くなどその程度の事で充分なのです。始めは少し難しく感じる事もあるとは思いますが慣れてしまえば簡単です。

早くラウンドする必要はありません。遅くなければ良いのです。
リズムよくラウンドする事が出来るとスコアも良くなるので少しだけ気を付けてみて下さい。