ゴルフは老若男女問わず、同じ組、同じ条件で楽しめる数少ないスポーツです。
しかし、初心者の方にとっては「マナーの事やプレーで迷惑を掛けてしまうのではないか?」などコースに出るのに二の足を踏まれていらっしゃる方も少なくありません!
私の知り合いのレッスンプロに聞いた話なのですが、練習場には行くけどコースに行くのはもうちょっと上手くなってから、という方はやはり多くいるそうです!
その他にも「コースに行ったけど、なかなかうまく行かず、当分コースに行くのはいいや!」とラウンドから足が遠のく方もいます。
その気持ちは良くわかります!
私も始めたばかりの頃は、同伴の方に怒られたり先輩方の迷惑にならないようにコースを走り回り、もはやゴルフをしているのか、ただ気を使う為にラウンドしているのか分からないような時がありました。
誰にでも”初めての時”はあります。
初心者の方を勇気づけられるかは分かりませんが「私の初ラウンド」がどんなものだったお話ししたいと思います!
コースデビュー
私の父や叔父がゴルフ好きだった事もあり、たまに練習場について行ってはボールを打打たしてもらっていました。
当時はゴルフの練習という感覚はまったくなく、クラブを振り回していいアタリが出たら気持ちが良いな!という程度のことでした。
ある時「一人都合が悪くなってゴルフに来れなくなったのでコースに行ってみるか?」と誘われ急遽コースデビューをする事になったのです。
ほとんど練習らしき事もしていないのに、いきなりコースに誘うなんて父や叔父は何を考えていたのだろうと思いますが、やっかいな事に私自身も根拠のない自信があったのです。
いざコースへ!
ゴルフ場に着いてみて初めて分かったのですが、何の関係かは覚えていませんが、まさかのコンペでした。
ティーインググランド(ティーイングエリア)に行くとまさかの1組目で、知らないおじさんたちの前でティーショットをしなければなりませんでした。
いざ自分のティーショットの番が来たのですが、今まで感じた事のない緊張で体がガッチガチの状態、そのままスイングするとクラブの先っぽに当たり真っすぐ隣のコースへ飛んで行ったのです。
隣のホールから次のショットを打ったのですが、もうその時点ですでに完全に舞い上がり、その隣のホールのもう一つ隣のホールの池に入ったのです(笑)
すると見かねたキャデイさんに「コースに戻って打ちましょう!」と優しく促され完全に頭が真っ白の私は言われるがままにコースに戻りました。
もうこの時点で薄っぺらい自信のかけらも残っていない事は想像できると思います!!
今思えばキャディさんも「大変なお客に付いてしまったな⤵」と思った事でしょう。
その後の記憶は所々しか覚えてないのですが、とにかく走り回りドライバーと7番アイアンだけを使い、キャディさんに迷惑を掛けないように必死だった事は覚えています。
肝心のスコアは”132回”でした。私のゴルフ人生でこれ以上スコアが悪かった事はありませんが、林に入ったりトラブルになるたびに「こっちに出して打っていいよ!」というのが何度もあったので、正確には良く分かりません!
結果は散々でしたしゴルフは甘くないなと思いましたが「ゴルフって楽しいかも?」と思えた瞬間でした。
まとめ
初心者の方の中には「迷惑を掛けたくない」と思っている方が多いと思います。
でも初めての事ですから、多少は迷惑を掛けてしまう事もあるでしょう。
ただ一緒に行ってくれた人に迷惑を掛けるのはしょうがないのですが、スロープレーで他のプレーヤーに迷惑が掛からないように心掛けなければなりません!
大変ですが頑張って走りましょう!!
始めはプレーを楽しむ余裕はないと思います。
しかし、仲間とプレー中に会話を楽しんだり、昼食を楽しんだりするのもゴルフの楽しみのひとつです。
実際にコースに行ってみれば心配するような事はそんなにありません!コースに行くのに二の足を踏んでいる方一度コースに足を運んでみてはいかがですか?