皆さんはゴルフに行く際に何を基準にコースを選んでいますか?
”料金”で選ぶ”というのも一つの基準になりますが、その他にはコースの面白さなどもあると思います。
どうせ行くのだったら良いスコアでラウンドしたいと皆さんも思われると思いますが、初めてのコースだと、難しいのか?どういうコースなのか?分からない事が多いのではないでしょうか?
一つの指標として”コースの長さ”=”難易度”と考えても良いと思いますが、ゴルフコースには「コースレート」というものがあるのです。
コースレートとは?
コースレートは日本ゴルフ協会(JGA)の”査定チーム”によって実施され、その後協会によって算出されます。
正確にはコースレーティングと言いますが、コ-スレートと言う方が一般的で例えば「70.5」のように小数点第一位までの三桁の数字で表示されます。
コースレートと数値は、スクラッチのゴルファー(ハンデキャップ0”)がラウンドした場合、どのくらいのスコアでラウンド出来るか?を表しています。
つまり値が大きければ難しく、小さければ簡単という事になります。
距離が長く難易度が高い事で有名な”鹿島の杜カントリー倶楽部(茨城県)”のコースレートは何と”77.6”と全国でも屈指のコースになっています。
算出方法は?
それぞれのゴルフ場によって気候や地形、コースの距離が異なります。
コースの距離が長ければそれだけ難易度が高くなるというのは皆さんも実感しているのではないかと思います。
では気候や地形がどのように影響しているのでしょう?
例えば高低差、ゴルフ場の立地(山岳コースや丘陵コース)やそのホールごとに(打ち上げ、打ち下ろし)、それに風の強さ(海の近くなら浜風、山からの吹きおろしの風)によってもコースの難易度に違いがあります。
それとホールロケーション
バンカーや池の配置、コースの広さなどもコースの難易度に影響を与ます。
それらを加味して”JGA”の計算式で算出するのです。
当然ですがすべて同じ基準で算出されるのでひとつの基準として信頼できるものとなっています。
ただ実際にラウンドしてみると、コースには「自分に合うコース、合わないコース」という事があるのでコースレートが同じでも感じ方には差がある事もあると思います。
コースレートを活用しよう!
以前、私の勤めるゴルフ場でティーインググランドを増設した際に、コースレートを取り直したことがあります。
その時”査定チーム”が来て何やら調べていたのですが、「結構簡単に査定するんだな」と思っていました。
でも今回詳しく調べてみて納得がいきました。
距離の違いだけ調べれば、池やバンカーの配置は変わらないので査定する事が出来たのだと思います。
私の中では、コースレートが”70.0”を超えると難しいコースというイメージがあります。
そのプレーヤーの腕前によってもコースの感じ方は変わりますが、ラウンドするコースのコースレートに注目してプレーをしてみれば、どれくらいのコースレートが自分の実力に合っているのか判断する材料になります。
そうすれば「ちょっと自分の実力より難しいコースに挑戦したい」「今回は良いスコアでラウンドしたい」など”自分なりの判断基準”でコースを選ぶ事で、よりゴルフを楽しむ事が出来ると思います。
コースを選ぶ判断基準の他に、自分の実力を測る基準としても活用する事が出来るので少しこのコースレートに注目してみると面白いのではないかと思います。
今回はこの辺で!