4年に一度のルール改正
明けましておめでようございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、ゴルフのルールは4年に一度改正されるというのをご存じでしたか?
今年、2023年はその年になります。
前回の改正は”2019年”でした。
この改正は”100年に一度の大改正”などと言われていたので、ゴルフをずっと続けていた方は記憶に新しいのではないかと思います。
(本当に100年に一度かはわかりませんが・・・。)
私もゴルフに長く携わってきているため、戸惑う部分が多くありました。
特にこの頃に、ある団体の競技委員をしていたため新ルールを勉強しなくてはならなかったので苦労した思い出があります。
この時の改正で、池に入った時の救済方法や「パットで旗竿を抜かなくてよい」というのは今では皆さんも普通の事になって来たのではないかと思います。
2023年、主な変更点は?
今回のルール改正はどうか?というと少しの変更があるだけのようです。
皆さんにも関係がありそうなものをちょっと上げてみます。
後方線上の救済を受ける場合のドロップ
”アンプレヤブル”や”ペナルティエリア”から後方線上に救済を受ける場合、以前は左の図のドロップエリア内にドロップしてその救済エリア内にボールが止まれば良かったのですが、新ルールでは右の図のように”線上にドロップして落ちた地点からどの方向にも1クラブレングス以内”となりました。
つまり、ドロップした地点からグリーン方向(カップ方向)に近寄っても良くなったのです。
自然の力が動かした球(ドロップしたあと)
ドロップ、プレース、リプレースした後に止まっている球が自然の力によって他のエリアやOBゾーンに移動した場合、リプレースしなければならない。
なんか当たり前のように感じますが、2019年のルールを確認すると自然の力で動いた球はそのまま新しい個所からプレーしなければなりません、としか書いてないんです。ですから以前は池に入ったボールをドロップした後に、自然に動いてまた池に入った場合、さらにペナルティを払はなくてはならなかったのです。
そう考えると、よりフェアなルールになったのではないでしょうか。
まとめ
キャディをしていると、思っているより「ルールを知らないお客さんが多いな?」、と感じます。
ゴルフという競技は他のスポーツと比べてルールが細かく覚えづらい物が多くあります。
審判が常にいる競技ではないのでしょうがない部分はあると思います。
しかしアマチュアの場合、ルールのすべてを把握する必要はありません!
ルールの中には良く使うルールと、競技をしなければほぼ触れる機会のないルールもあります。
”どれ”とは言い切れませんが良く”使うルール”
例えば「ペナルティエリアからの救済方法」や「OBを打った時のスコアの数え方」などラウンドに必要なルールは頭に入れておきましょう!
「ルールは競技者を縛るもの」、と考えがちですがルールを知らなければ受けられるはずの救済を受ける事が出来ません。
「ルールは自分を助けるもの」、と考えちょっとルールブックを読んでみると良いと思います。読んでみると「そんな救済もあるのか!」と思う事もあると思います。