ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

コロナ渦でのゴルフ事情

コロナ過での営業

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このコロナ過の中、どの業界でも多少なりに影響を受けていると思います。

テレビなどでも連日ニュースで取り上げられていますが、飲食業などは特に影響が大きいのではないかと思います。

売り上げを確保するために、お弁当などのテイクアウトを始めたり、一般企業ではテレワークで仕事をするようになったりと営業形態の変化を余儀なくされました。

ゴルフ場もご多分に漏れず、いろいろ工夫をして営業を続けなければなりませんでした。

コロナが騒がれ始めた当初は、対応の仕方が分からず今考えれば少しやりすぎでは?と思われる事もありました。

 

スループレー

多くのゴルフ場が取った方法の中にスループレー」があります。
スループレー」とは途中で食事をとらず18ホールを続けてラウンドする事です。
アメリカンスタイルなどとも呼ばれ、海外ではこちらの方が一般的です。

このスループレーですが、今まででもあった事はあったのですが、料金に食事込みになっている事が多いので、18ホール終わった後に食事をするという形が多かったのです。

しかし、コロナ過でのスループレーは「食事なし」というスタイルが多くなりました。
理由はレストランでは密になりやすいので、出来るだけリスクを排除しようとした苦肉の策でした。
食事がなくなれば売り上げもその分減ってしまいます。

食事だけではなく「お風呂もなし」というのも多く、本当にプレーするだけという状態でした。
従業員も減らし「セルフデイ」にしてしまうゴルフ場もありました。

私の勤めるゴルフ場は「風呂はなし」でしたが、希望者は食事が出来るというスタイルでした。レストランの席数を減らし、間隔を多く開けるなどして対応しました。

お客様の中には、「食事が出来るゴルフ場が良い」と他のゴルフ場をキャンセルしてまで来て下さるお客様もいらっしゃいました。
ただ、来ていただくのは有難いのですが少し複雑な気持ちだったのを覚えています。

現在は通常営業していますが、スループレーを希望される方も多くいらっしゃいます。
コロナ過でスループレーの需要が増えたように思えます。

スループレーを希望される理由はいくつかあります。

  1. 1.5ラウンドしたい
  2. 早くラウンドして帰りの渋滞を避けたい
  3. 午前中に終わりたい
  4. 食事はいらないので安くラウンドしたい

スループレーは若い人に特に人気があり、ベテランのゴルファーは昼休憩を好む傾向にあります。

若い人の中に「午前中に終わりたい」と思う方が多く「一日をゴルフだけではなく有効に使いたい」という理由が多いようです。

私の知り合いは「ゴルフに行くというと家族にイヤな顔をされたが午前中に終われば家族サービスが出来るので良い」と言っていました。

まとめ

現在のゴルフ人口のうち年配の方の比率が高いというデータがあります。
若い人を取り込んでいくにはゴルフ場も変わって行かなければ生き残れない時代が来ているのかもしれません。

コロナ過でスループレーが増えた事で新たな方向性が見つかるとは何とも皮肉なものですね!