打ち分け もう一つの基準
前回、距離の打ち分けについて記事にしましたが、その事に関していろいろな考え方があるのだなと感じた話です。
その人はプロでも何でもないアマチュアの方です。
その方に「微妙な距離はどうやって打ち分けています?」と質問しました。
この「微妙な距離」とは、例えば8番アイアンだと短いけど7番アイアンだとちょっと大きい、というような距離を指します。
プロや上級者の方に聞くと、大体が同じような方法しか聞き出せないので一般的なアマチュアの人は何と答えるのかと興味があったのです。
そのアマチュアの方は「手前にバンカーがあったら大きめのクラブ、バンカーなど何もなかったら短めのクラブ」と答えたのです。
その答えを聞いて、私は「ん?そういう事じゃなくて!」と思ってしまいました。
私が聞きたかったのは距離の打ち分け方であってマネジメントの話ではなかったので、もう一度聞き直しました。
すると「100ヤード以内なら何とか打ち分けたいとは思うけど、グリーンに乗せる事が先決だから」と言うのです。
この話を聞いて「なるほど!」と思いました。
距離を打ち分けるのはアマチュアにはなかなか難しい事です。
私は7番アイアンぐらいまでは無条件にピンを狙うようにしていて、それ以上の距離はバンカーの配置やグリーンを外した時にどちらからならアプローチしやすいかなど考えます。
あるプロゴルファーは200ヤード以内ならピンを狙うという話を聞いた事もあります。
これはあくまでも打ち分けの基準はピンまでの距離での話です。
しかし話をしてくださった方は、クラブ選択の基準はグリーンに乗せられるかどうかです。クラブ選択はピンまでの距離ではなく、それぞれの技量によって違って良いのです。
基本はグリーンセンター
良く言われいる事ですが、セカンドショットの基本はあくまでもセンター狙いです。
グリーンに乗せるという事で距離を打ち分けると考えれば、ピンを狙うよりはクラブ選択に幅を持たせることが出来ます。
ピンに比べればグリーンは大きいので左右の多少ブレても捉える事も出来ます。
大きなグリーンであれば一番手ぐらいなら違っていてもグリーンオンも可能です。
初心者の方や、まだ初めて間もない方は細かく打ち分けるよりも大きなグリーンのセンター狙いで距離を打ち分けるようにした方がピンを狙うよりも良い結果が得られるのではないかと思います。
まとめ
無理にピンを狙う事でスコアを崩してしまう事が良くあります。残り距離が短いと出来るだけピンに寄せたいと誰もが思うと思いますが、マネジメントと自分の技量を鑑みてクラブを選択するというのがベストなのではと思い直しました。
私もバーディが欲しいのでピンを直接狙う事が多いのですが、もう少し冷静なマネジメントをしてラウンドしてみようと思います。
距離の打ち分けは、スコアアップには必要な事なのですが、初めのうちは50ヤード以内とか100ヤード以内の短い距離から練習していき、自分の中の基準をしっかり作ってから徐々に距離を増やしていくのがベストなのではないかと思います。
兎にも角にも練習あるのみですね!