ラフのボール
夏になると芝も元気になり”ラフ”が深くなってきます。
ラフからのショットはボールの状態をしっかり見極めることが大切です。
深いラフにボールが沈んでいる場合、芝の抵抗が強くなり振り切る事が難しくなります、。
例え上手く打てたとしてもフェイスとボールの間に芝が挟まりスピンが掛からずグリーンで止まりづらくなるので、ボールの転がりも計算に入れてのショットが要求されます。
ではボールが浮いていれば簡単かといえばそうでもありません。
沈んでいる時よりは打ちやすいのですが、グリーンにボールが止まりづらくなるのはいっしょです。
浮いたボールのアプローチ
この浮いている状態というのはアプローチをする際に、少しやっかいな問題が発生します。
それはボールの下をクラブがくぐってしまう事があるのです。
ちょっとわからない方に”クラブがくぐる”とはどういう事か?簡単に説明しますと、
アプローチでは”ウェッジ”などロフトが寝ているクラブを使う事が多いのですが、ボールが芝に乗っかているためボールと地面の間をクラブがすり抜けてしまうのです。
完全にクラブがすり抜ける、というわけではなくクラブの芯の位置を外れるためボールが上がりすぎて飛ばないという事が起きるのです。
みなさんの中にも経験がある方も多いと思いますが、どうやって打てばいいのでしょうか?
浮いたボールの打ち方とは?
実は私自身も何が正解なのか良く分かっていません!
私は実際のコースでどうやって打っているかというと、ロフトが寝ているからくぐってしまうので、単純にロフトの立っているクラブで打てばいいのだろうとクラブを一番手上げて打っていました。
58度のウェッジで打つ距離を54度のクラブに変えて打つという感じです。
私の場合、とりあえずこれで何とかなっているので間違えという事ではないような気がしますが、人に教えるとなるとちょっと自信がないのです。
そこでちょっと調べて見ました!
いろいろな方法があるようですが、目についたものをあげてみたいと思います。
- ボールを上げようとせず、立ったロフトのクラブで低く転がるように打つ
- ティーアップしている感覚で、払うように打つ
- ハンドレイトにして、ヘッドを先行させる
- 浮いているのでアッパースイングで打つ
他にもいろいろな方法があるようですが、特に「これだっ!」という打ち方はないようです。
個々に自分で合った方法を見つけるしかないようですが、個人的にこの中では「1」の”立ったロフトで打つ”というものと。「4」の”アッパーで打つ”というのが簡単なのではないかと思います。
「2」の”払うように打つ”というのはトップしてしまいそうな気がしますし、「3」については正直良く分かりません(笑)
調べて見て思った事は、私がやっている方法である「クラブの番手を上げる」というのは打ち方を変えるわけではないので、非常に実践的で簡単なのではないかと思います。
ちょっと距離感を合わせるのが難しいのですが、大きなミスにはなりづらい気がします。
まとめ
難しいライからでも「寄せたい」という気持ちも良く分かりますが、大きなミスにならないように「とにかくグリーンに乗せる」という事を優先的に考えてアプローチをすることが重要かもしれません。
一般の方は芝の上から練習する機会がそんなにないと思うので、自分に合う方法を見つけるのは難しいと思います。
バンカー越えの場合とグリーン周りのアプローチとでは、かなりシチュエーションが違うのでひとつの打つ方では対応できない事もあると思いますが、とりあえずひとつでも自分の得意な方法を見つけることが出来ればスコアアップに役に立つのではないかと思います。