ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

100切りのアプローチは出来る限りシンプルに【スコア100切りの極意⑤】

100切りのアプローチ

100をなんとか切れるレベルの友人のゴルフを見ていると、よく「もったいないなぁ」と思う事があります。

ティーショットとセカンドショットを良い所まで打てているのに、上がってみたらダブルボギーやトリプルボギーになってしまう事があるのです。

100を切れない人はいくつかのパターンがあるようで、特に「ドライバーをミスして大たたきをしてしまう」という人と、せっかくセカンドショットでグリーン周りまで来たのに「アプローチとパターでスコアを崩してしまう」という人が多いように思うのです。

私の友人は間違いなくアプローチ・パターが原因でスコアをまとめられないのですが、ドライバーのミスに比べれば、ちょっとの工夫で何とかなりそうな気がするのです。

そこで今回は、パターはちょっと置いといて「最低でも一打でグリーンに乗せられるアプローチ」の打ち方と考え方をレッスンプロに話を聞いたりして、私なりにまとめてみたいと思います

 

 

100切りのアプローチ! ①打ち方はピッチ&ランに絞る
②得意なクラブを一本作る
③グリーンから50ヤード離れていたら狙いはグリーンセンター
④グリーン周りからはパターで打てるならパターで

 

いろいろ調べて見たところ、まとめるとこんなもんでしょうか?詳しく解説していきましょう。

①打ち方はピッチ&ランに絞る

アプローチにはいくつか種類があって大きく分けてこの3つに分かれます。
転がして寄せる「ランニング」、ボールを上げて転がす「ピッチ&ラン」、ボールを高く上げる「ロブショット」です。
初心者や100切りを目指す人にとってアプローチを使い分けるのは難しいので、一番基本となる「ピッチ&ラン」に絞って練習しましょう。
これは私の友人のレッスンプロが、「出来ない事はしない方がスコアは良いんだよ」と言っていました。何かちょっとトゲのある言い方でしたが、的を射ていると思います。

この「ピッチ&ラン」が打てるようになるとクラブを変えるだけでランニングアプローチも打つ事が出来るようになるのでまずはこの「ピッチ&ラン」の打ち方を勉強してみましょう。

ピッチ&ランの打ち方

まずはアドレスですが、スタンスは肩幅より狭くします。距離を稼ぐショットではないのでスタンスを広くする必要はなく自然体でOKです。
「アプローチはオープンに構える」とよく言われていて、確かに振り抜きやすくはなるのですが、始めのうちはオープンにすると狙っている方向がずれてしまう事が多いので、左足のつま先を少し開く程度にしておきましょう。

体重は左足体重にしてクラブは短く持ち、ハンドファーストにして構えます。
ハンドファーストと言ってもクラブと左腕が真っすぐになるくらいで良く、過度のハンドファーストはロフトが立ちすぎてトップ・ダフりの原因になるので注意しましょう!

ボールの位置は、必ずスタンスの真ん中に置くようにしましょう。
ボールの位置もワンパターンにする事によってミスをしにくくなります。

では肝心の打ち方ですが、「右手の角度を変えない」「体重移動はしない」「手首を使わず体の回転で打つ」と細かく言うといろいろありますが、私はパターと同じように打てば良いと思っています。
50ヤードあると少しきついかな?と思いますが、実際に私は30ヤード~グリーン周りはパターと同じように打っています。
余計な動きをしないようにする事でミート率は確実にアップします。

②得意なクラブを一本作る

「ピッチ&ラン」が打てるようになるとクラブを変えるだけでランニングアプローチも打つ事が出来ると言いましたが、まずは得意なクラブを一本作るようにしましょう。

私がおススメするのはサンドウェッジ、ロフトで言えば56°とか58°のウェッジです。バウンスが12°などハイバウンスの物ならなお良いです。
実際はクラブを変えた方がボールの高さや転がりを簡単に変えられるのですが、始めのうちは慣れるまで距離感を合わせるのがなかなか難しく、一本の得意なクラブでアプローチした方が距離感は合わせやすいと思いますし、安心感もあると思います。

③グリーンから50ヤード離れていたら狙いはグリーンセンター

一見すると”ピンを狙わず消極的だ”と思われるかもしれませんが、この意見は結構多くあり、大たたきをしない為に必要な考え方だと思います。

私の友人を見ていると、無理にピン方向を狙って手前のバンカーに入れてしまったり、グリーン奥にオーバーしてしまい、最初よりもっと難しいアプローチを打たなければならなくなっているのをよく見ます。

ただこれもケースバイケースで絶対とは言いませんが、100切りを目指すなら、欲を押さえてセンター狙いの方が100を切れる確率は高いのではないかと思います。

 

 

④グリーン周りからはパターで打てるならパターで

得意なクラブで打っても問題ありませんが、パターを使うのがもっとも簡単にアプローチを打つ方法です。
前に少しブログに書いた覚えがありますが、年齢は70代後半のベテランの方なのですが、スコアは80代前半でラウンドするのです。(シニアのティーから)
その方はグリーン周りのアプローチをパターで打つのですが、その方曰く「パターが一番ミスが少なく打てて、寄ればラッキー寄らなくても2パットでいければ良い」と割り切っているのです。
キャディをしていて、カラーからウェッジを使ってアプローチをしてダフったりトップしているのも何度も見てきました。
この割り切りが大たたきをせず、スコアをまとめるのに必要な考え方なのではないかと思います。

まとめ

100を切る為に必要な事はたくさんありますが、共通しているのは「自分に出来る事に集中して、それを積み重ねていく」という事です。

コースに出たら、一か八かのショットでグリーンを狙ったりしたくなる気持ちは分かりますが、私の友人のレッスンプロも言っていましたが「出来ない事はしない」というのはゴルフにとって重要な事です。

その他に今回紹介した中で「狙いはグリーンセンター」というのは、みすみすパーが取れるチャンスを放棄しているように感じる方もいると思いますが、特に小さな砲台のグリーンなどグリーンにオンさせるのが難しい状況ではこのセンター狙いが逆にスコアメイクに役立つ事もあります。

このブログを読み返してみると、ちょっと難しい事を書きすぎてしまったかな?と思いますが、要は打ち方も考えも出来る限りシンプルにしてラウンドする事が重要なのではは?と感じました。