「100を切るのに一番手っ取り早い事って何?」と友人のレッスンプロに聞いたところ「ショートゲーム、特にパターがもっとも重要!」との答えが返ってきました。
まぁ予想通りです。もしかするともうちょっと変化のある答えが聞けるかな?と思いましたが、直球の答えが返ってきてしまいましたwww
ショートゲームの重要性は「100切り」だけでなく、上級者にも当てはまる事ですから、それは当然の事ですよね。
アプローチ、パターの調子が良ければ多少ショットの調子が悪くてもリカバーする事が出来、スコアをまとめる事が出来るのです。
データによると100を切るレベル(ハンデ20台)の方の平均パット数は「35.4」回程度ですので”3パットをしない”と言うのがキモになります。
というわけで、距離感の掴み方やラインの読みなどは今回はちょっと置いといて「100切りのためのパターの「打ち方」の基本」について、いろいろ勉強してみたいと思います。
距離感の掴み方やラインの読みなどはまた別の機会に紹介したいと思います。
パターの打ち方
基本と言うとこんな所でしょう。
ひとつずつ、詳しく解説します。
1.ボールの位置は「左の目の下に置く」
これは良く言われている事なので、聞いた事がある方も多いと思います。
ボールの位置が左目の位置より体側にあると外からカットに入りやすくなり、左目の位置より外にあればインサイドから入りやすくなります。
ただいろいろなプロのパッティングを見ていると「左目の下」になっていないプロも多くいます。
この方法は”絶対しなければいけない”わけではありませんが、「左目の下」と決めてしまう事でボールの位置を毎回同じに出来るという事が一番のメリットだと思います。
ちなみに左目の下の位置を見つけるには、アドレスを取ってから左目の位置からボールを落としてみるとよいです。
2.クラブの設計通りに構える
前に一度紹介した事があるのですが、パターの設計通りにしっかりソールをして構えるというのは結構重要です。
パターは一見するとフェース面が平らに見えると思いますが、実はアイアンなどと同じようにフェースに少し角度が付いているのです。一般的には4°ぐらいの物が多いようです。
ちょっと気付かないと思いますが、グリーン上のボールも実は少し芝に沈んでいるので打ち出す時に少しボールを打ち上げるように角度が付いています。
このクラブの構造を無視して「ハンドファースト」や「ハンドダウン」に構えてしまうと芯に当たらなかったり、転がりが悪くなることがあるので注意しましょう。
3.ラインに対して「肩、腰、膝、そして両目を平行にして構える
これはショット時のアドレスでも言える事ですが目標に対して体を平行にする事が重要です。
この中でも私が重要視しているのが「ラインに対して両目を平行に合わせる」という事です。これがズレているとストロークが真っすぐできず、引っ掛けや押し出しの原因になる場合があるので気を付けましょう。
4.スパットを決めて構えたら、「クラブは動かさない」
パットが入らない一番の原因は「狙った所に構えられていない」という事なのです。
スパットにフェースを合わせた後、ヘッドを持ち上げたり素振りをすると狙っていたラインからずれてしまう確率が高くなってしまうので気を付けましょう。
5.ストロークは手や腕で行わず、「体の回転で打つ」
ショットでもそうですが、パターのストロークも腕や手を使わず体の回転で打つようにします。コツとしは胸を動かすイメージを持つと上手くできると思います。
初めてやってみると、かなり体を大きく回す感じがして違和感があると思いますが、プレッシャーの掛かる場面では、大きな筋肉を使った方がブレずにストロークする事が出来ます。特にショートパットに効果を感じられると思います。
まとめ
パターは「距離感(打つ強さ)」と「ライン」が合わなければカップインする事が出来ません。
ラインが合っていても強く打ちすぎれば切れる前にカップを通過してしまいますし、距離感が合っていてもラインが違えばそれも当然カップインする事はないのです。
ただ、それより重要なのは「狙った通りに打てているかどうか」だと思うのです。
どういう事かというと、例えカップインしなくても自分の狙ったラインに自分の思った強さで打つことが出来ていれば、後は「ラインの読み」「グリーンの速さ」を修正すれば良いだけです。
まずは、自分の思ったように打てるようになる事が最も重要です。
この5つの方法が絶対ではありませんが、パターに悩んでいる方は是非一度試してみて下さい。100を切る為に役に立つと思います。