ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

ゴルフの名言④ 「Never up never in (届かなければ入らない)」

ゴルフではパットが重要だ!という事はプレーヤーなら誰しも分かっている事でしょう。

パットが入らない一番の原因は、実は”構えている所が合っていない!”という事だと言われています。
しかし「構え方やセットアップを変えればパターが入るようになる」という単純な話ではありません。
ゴルフは「技術的な部分」「メンタル的な部分」があり、この場合は「技術的な問題」に当たります。
技術的な部分は雑誌を見たりレッスンを受ける、今では”YouTube”などでも学ぶことが出来ます。

しかし、パターについてはどちらかというと「メンタル的な部分」の方が重要だと感じています。

そこで今回は”メンタルに効く”「パットについての名言」を紹介したいと思います。

名言 「パットは、届かなければ入らない!」

トム・モリス・シニア

この名言は、イギリスの「トム・モリス・シニア」の言葉です。
この言葉は有名なので「一度は聞いた事がある」という人も多くいらっしゃるのではないかと思います。

トム・モリス・シニアは「セント・アンドリュース」のグリーンキーパー兼プロゴルファーで、なんと「全英オープン」を4回も制している”ゴルフ創成期”の名手でした。

現在のカップの直径は「10.8cm」なのですが、モリスが水道管を適当な長さに切って埋めてみた所、具合が良かった。という事がきっかけだそうです。

その他にも、コース運営にいろいろなアイディアを取り入れたり、コースの設計などゴルフに関する事全般に才能を発揮しました。

強く打て!という事ではない。

皆さんもお気づきかと思いますが、「強く打て!」という事ではありません。
カップに届かなければ、当然入る事もないのですが、強すぎても入る事はないのです。

あのボビー・ジョーンズも「カップに届かなかったパットは確かに入らない。しかし、カップを通り過ぎたパットもカップインする事はない。」と言っています。

この名言の真意は、「しっかり打つ」「しっかりストロークする」という事なのだと思います。

”下りのラインだから少し弱く打つ”とか”上りのラインだから強く打たなければいけないけどオーバーしたら下りが残ってしまう”など打つ前から自分にプレッシャーを掛けてしまい、実際のストロークで緩んでしまった経験は誰でもあると思います。

そうならないように、自分を信じてカップまでの距離に合わせたストロークをしっかりする事が重要なのだという事を教えてくれている名言なのではないのでしょうか。

 

 

ケースバイケース

この名言はパターの心構えとして非常に良い言葉だと思います。

ただ、実際のコースでは、難しいロングパットなのでセカンドパットは上りのラインを残したい!と思う事もあると思いますし、100切りを目指している人なら、弱く打った方が結果が良い事が多いと思います。

この名言は”カップに届かなければ”となっていますが、実践では”想定したカップにしっかり届かせる”と置き換えた方がイメージしやすいと思います。

パターはメンタルの部分が大きいと思います。
余談ですが私の研修生時代の仲間も「パターは心で打つ!」と言っていましたので、メンタルをしっかり保ってストロークしていきましょう。