ゴルフの王道から少しそれた話

初心者から100切ぐらいの方には役に立つかもしれないブログ。

名門コースにお邪魔する。

「名門コースにお邪魔する。」

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ゴルフは紳士のスポーツです。ゴルフ規則の「規則1」は「ゲーム、プレーヤーの行動、規則」でマナーについて触れています。それだけにプレーだけではなく人としての振る舞いにも気を付けなければなりません。

さて、堅苦しく始まりましたが今回は名門コースにお邪魔した時の話です。

名門と言われるコースはメンバー様の紹介、もしくは同伴という形でしかプレー出来ない事が多く、ビジターの方が予約を取る事が出来ません。というか予約サイトに出ていないと思います。

ゴルフ場に勤めていたりしますと「研修」などの名目で名門コースにお邪魔させていただく機会があります。普段はプレーすることが出来ないようなコースなので興味はあるのですが少し緊張するのです。ゴルフ場から派遣されて行くので粗相のないようにしなければなりません。

到着して

まず駐車場にはなかなか雰囲気ある車(高級なやつ)が並んでいて場違いなところに来たかなと思いました。メンバー様の邪魔にならないように少し離れた場所に止めます。
マナーとしてもやりすぎかなと思う方もいらっしゃると思いますが、名門と言われるコースに行く時は気にしてみてください。

次にクラブハウスに入り菓子折り持参で支配人にご挨拶をします。これは研修に行くときのパターンです。

クラブハウスの作りは年代としてみれば古い。となるのでしょうが歴史があるというか雰囲気がありレストランで支配人にコーヒーを頂きながら色々為になる話をしていただきました。

スタートまで時間があったので、クラブハウス内を見学させて頂いたのですが、どこも雰囲気があり、特にラウンジ?みたいな所は歴代のクラブチャンピオンのプレートなどが並び、このクラブの歴史を感じました。

この間、ずっと緊張しっぱなしです。

さて、いよいよラウンドです。

コースに出てしまえばこっちのもんだ。と思ったのもつかの間、マスター室で挨拶をすると、
「帽子着用でお願いします」との事、一緒に行った同僚が帽子を持っていなかったのです。このゴルフ場ではラウンド中は帽子着用というドレスコードがあったのです。もちろんクラブハウス内では脱帽するのがマナーです。これは名門と言われるコースでなくとも。
私は必ずゴルフバッグに帽子を入れていたので大丈夫でしたが、同僚は売店
ゴルフ場オリジナルのちょっとダサい帽子を購入することになりました。一番安かったのでしょうがないでしょう。
今思えば記念に自分も買っておけば良かったかなとも思いますが、この話は今でも笑い話になっています。だって、形が今風の物ではなかったんですよ!

ラウンドは全組キャディ付きです。
日本オープンを開催した事もある由緒正しいコースです。古さは微塵も感じず綺麗に整備されており確かにコースとしてのレベルの高さを実感しました。
キャディさんのレベルも高く、的確なアドバイスと細かな気配り、自分がキャディをする上での参考になる事も多くありました。
肝心ののラウンドは、1ホールずつ味わいながら「このホールで○○プロがバーディ取ったんだよなっ!」なんて言いながらコースを楽しませてもらいました。

昼食は支配人がゴルフ場名物になっているメニューを用意してくださいました。レストランには他のゴルファーが何人かいらっしゃいましたがその方たちの落ち着いた感じがレストランの雰囲気と合わさって、何とも言えない心地よい気持ちになりました。

ラウンドが終わった後、お風呂にも入りたかったのですが入らずに帰りました。本当は興味があったのですが研修でお邪魔していたので遠慮することにしました。今思えば、見るだけでも見ておけばよかったと後悔しています。

伝統と歴史

名門と言われるコースにお邪魔して一番思ったことは、「従業員の振る舞い」「コースメンテナンス」はもちろんですが、来場されているメンバーの方をも含めてゴルフクラブの要素になっているのだと思いました。
何かゆっくりと時間が流れているような不思議な感覚でした。

もう行くチャンスはないとは思いますがこの経験は非常に貴重なものになりました。