理想のアドレス
みなさんも、鏡の前でアドレスを取った事は少なくとも一度はくらいはあるでしょう
そのアドレスが良いアドレスか、悪いアドレスかはさておき、鏡の前では自分の理想に近いアドレス、自分がしたいアドレスが取れると思います。
しかし、いざボールを打とうとアドレスを取るとなかなかうまくいかないのではないかと思います。
なぜ「理想のアドレス」が取れないのでしょう?
どうすれば「理想のアドレス」を取る事が出来るのでしょう?
ボールを意識しすぎない
理想のアドレスを取る事が出来ない最大の理由は「ボールを意識しすぎてアドレスを変えてしまう」という事なのです。
ゴルフはボールを打つ競技ですからボールに対してアドレスを取るのは当たり前なのですが、ボールに対してアドレスを取ろうとすると「フェースの向きがチョット違うかな?」とか「いつもよりボールが遠いかな?」など意識的なのか無意識なのかはよく分かりませんが、少しずつ修正してしまいます。
私の考えではボールありきではなく「理想のアドレスを取った所にボールがある」というのが理想だと思っています。
では、どうすれば理想のアドレスを取る事が出来るのでしょう!
アドレスの取り方
簡単に言うと、ボールを意識しなければ理想のアドレスを取る事ができます。
では具体的にどうすればいいのか?
答えは簡単です。「目をつぶってアドレスを取る」ただそれだけです。
ボールが見えないのでまったく意識しないでアドレスが取れます。
これは私も実践している方法なのですが、かなり効果的です。
私は調子が悪くなるとアドレスでバランスを崩さないようにと思い、いつもより膝を深く曲げ、スタンスが広くなる傾向があります。
その時に目をつぶったアドレスを取る事により、リラックスしたアドレスを取る事が出来るようになります。
実はこの方法は、私の記憶が正しければ「石川遼プロ」が目をつぶって素振りをするという記事を見たのがきっかけです。
目をつぶって素振りをすると、体がどのように動いているかに意識を集中する事が出来るので、かなり有効な練習になります。
アドレスの取り方と注意点
アドレスを取るのに、まったくボールを見ないわけにはいきません。
目をつぶってアドレス取る場合、まず「ボールの位置」だけは初めに目を開けた状態の時に決めておきます。
目をつぶった状態で「グリップ」「前傾姿勢」「肩の向き」などをチェックします。
そして目を開いて打つのですが、ここからが重要ポイントです。
目を開いてから「3秒以内に打つ」という事です。
目を開いてから早く打たないと、すぐにフェースの向きが気になったり、少し右に向いているかな?などアドレスを修正してしまう事があるのです。
この「3秒以内に打つ」というのは長くアドレスを取っている事で体が緊張して硬くなるのを防げますし、実際のコースでのスロープレー防止にも役立ちます。
まとめと応用
実際のコースでも、少し右を向いているかな?と迷ったりする事も抑えられるようになります。ただコースでは必ず傾斜があるのでボールの位置はだけはしっかり確認してアドレスに入りましょう。
この方法は工夫によって応用する事が出来ます。
パターを打つ時やアプローチにも応用する事が出来ます。パターやアプローチならカップを見ずに目をつぶったまま打つと距離感を養うのに役に立ちます。
目をつむって打つのは難しい事ではありますが、試してみる価値は大いにあります。
私は練習場ではアドレスからテークバックの始動まで目をつぶったままボールを打っています。
これもなかなか難しいのですが、テークバックがインサイドに入りすぎるとか、外に上がってしまうという人には特に有効です。
テークバックを始動するコツは、頭の中でイメージして、いつもよりゆっくり上げると行いやすいと思います。
目をつぶったままアドレスを取るという単純な事なので、誰でも試す事が出来るので、アドレスで悩んでいる方は一度試してみる事をおススメします。