男子ツアー 「ブリヂストン・オープン」は今年で最後⁉
つい先日、「ゴルフは斜陽産業なのか?」という内容でブログで記事にしましたが、またしても寂しいニュースが飛び込んできました。
ブリヂストン・オープンは1973年からツアー競技になったそうで、古い歴史を持つ試合でした。
ブリヂストンと言えば、ダンロップやミズノに並ぶ大手国内メーカーです。
ゴルフに直接関係する企業ではなく、ゴルフ産業の中核の企業が撤退するというのは大きな衝撃です。
前にブログでも書きましたが、私が研修生をしていた頃、男子ツアーの人気は凄まじくゴルフ場もたくさんの人で賑わっていました。
しかし、現在はその人気は陰りを見せ、2021年の試合数は「24試合」、現在人気の女子ツアーは「38試合」ですからその差は歴然です。
女子ツアーは大人気!!
これはコロナが流行する前、あるゴルフ場の支配人に聞いた話です。
そのゴルフ場のオーナー企業が「ぜひ自分のゴルフ場でもツアーの試合を開催したい」といろいろと模索していたそうです。
そのツアーとは「女子ツアー」で、人気もありますから企業としては宣伝効果も考えての事だと思います。
しかし、女子ツアーを開催したいと思う企業は他にもあったそうで、競合していたらしいのです。
女子ツアーは毎週のように試合がありますから、空いている週など1つか2つ有るかないかです。
スポンサーが競合するほど女子ツアーは人気があるのです!!
すごいですよね!!
そのゴルフ場では、結局女子ツアーの開催は出来なかったのですが、代わりと言ったら聞こえが悪いですが「男子シニアツアー」を開催する事になりました。
男子ツアーの行く末
男子ツアーは年々減り続けています。
このままではツアーの存続にかかわってしまいます。
男子は女子に比べてファンサービスが良くないという話を聞きます。
しかし私の経験上、それはごく一部の人達に限られた話だと思います。
プロアマでキャディをしていると、アマチュアの方が結構とんちんかんな質問をする事が良くあるのですが、多くのプロは真摯に答えようとしていますし、ラウンド中は冗談を言ったりして和やかにラウンドしている事がほとんどです。
しかし、プロアマだけではプロ達の魅力が伝わらないのではないかと思います。
努力はしているようですが、プロアマの時だけではなく、ギャラリーに対しても同じようにファンに喜んでもらえるような事があればもっと多くの人が試合に足を運んでくれるのではないかと思います。
ツアーの賞金の高さも試合数の減少につながっているという話も聞きます。
ダンロップ・スリクソン福島オープンなどは賞金総額5000万で開催されています。
賞金総額が低くてもいいというのなら、ツアーを開催したいという企業もいるのではないでしょうか?
まとめ
私に言われなくても分かっている!と言われそうですが、心から男子ゴルフの人気復活を期待しています。
実際に男子プロのプレーを見ると、そのすごさが分かります。本当にびっくりすると思います。
コロナの影響で、なかなか試合を見に行くことが出来ないと思いますが、あなたの住んでいる近くで試合がある時は一度見に行ってみるといいと思います。
4日間のうち、一日だけでも楽しめます。
私がおススメするのは、練習場です。試合中と違い、近くでずっとスイングを見ていられるので勉強になり非常に面白いです。
プロのすごさが一番よく分かると思います!
松山選手のマスターズ優勝など、明るい話もあります。
それに続くスター選手の登場も期待されます。
人気復活の日を楽しみにしています。